一級建築士取得までの回顧録 ー反省編ー

建築構造設計

こんにちは、こいちろです。

今回の記事は、過去に私が経験した一級建築士取得までの道のりをざっくりと綴っていきます。

勉強し初めは、もうかれこれ10年以上前の話になるので、思い出しながら書いています。

10年前の話とはいえ、現在のシステムになってからの試験も経験していますので、

これから建築士を目指している学生さんや、働きながら勉強されている同志の皆さんの

励みになるような記事になればと思います。

本記事は反省編として、一級建築士取得までに5年かかった理由を書いていきます。

一級建築士資格取得までに5年かかった理由・・・

私自身一級建築士の資格取得までに5年かかりましたが、自分でも少し時間をかけてしまったな

という思いがあります。

かかった歳月は以下の通りです。

<学科試験を4、製図試験を2回受験>

特に学科に時間かけてしまったなーという印象です。

理由は以下に示しますが、今振り返ってみて、結構時間を無駄にしているな、と思います。

色々無駄にしていますが、一番はやはり時間ですね。

資格取得にかけた5年のうち、特に「無駄にしてしまった点」をご紹介します。

この記事をご覧いただいている皆さんには、私を反面教師として資格取得の勉強に取り組んで

いただきたいと思います。

資格取得に5年かかった理由一覧

1.仕事が忙しい

2.勉強をする環境が整っていなかった

3.お金に無頓着だった

・その他色々


1.仕事が忙しい

理由は色々ありますが、主な理由は列記しました上3つです。

代表例が「仕事が忙しい」ですよね。

私の場合、入社3年目から受験資格がありました。

大学卒業後、2年の実務を行うことで受験資格が与えられました。

入社3年目といえば、色々と任されるようになるころです。

業務の新しい内容や日々の業務のスケジュールを守るために奔走していました。

それを免罪符に資格の勉強が疎かになっていました。

はっきり言って言い訳ですよね。

それに自分の中で、「受験一年目は記念受験みたいなもの」という認識がありました。

だから「業務が忙しいし、すぐに合格しなくてもいい」という気持ちがあったということです。

実際、20代の一級建築士の割合は、建築士全体の数%しかいません。

20代30代40代50代60代70代80代90代 合計
人数(人)1,52314,00829,52635,51437,36619,7532,077 83139,850
比率(%) 1.1 10.0 21.1 25.4 26.7 14.1 1.5 0.1 100
出典:国土交通省「建築行政に係る最近の動向_一級建築士(所属建築士)の数・年齢構成」

上記は令和3年4月1日」時点のデータです。

このような側面からも自分に対する甘えがあったものと思います。

どうか皆さんは、このようなマインドにはならないでください。


2.勉強する環境が整っていない

2つ目の理由は、「勉強する環境が整っていなかった」という点です。

これも完全に言い訳に過ぎません。

当時、仕事を覚えたてという事もあり、非常に忙しく時間が取れなかったということ。

資格学校に通っていましたが、会社から学校までの交通手段がなかったこと。

(会社へは自転車で通勤していましたが、勉強道具を持っていると大荷物になり、

 雨の日には、問題集が濡れるといったことがモチベーション低下の原因のひとつでした。)

生活環境のさまざまな点が、資格を取る上で勉強に取り組む「適切な環境」とは言えませんでした。

資格の勉強を始め2年が経ち、「これではいけない」と思い切って自分の生活環境を

勉強中心の「適切な環境」に整えました。

まず、仕事はなかなか区切りをつけれらませんでしたが、「今日はここまで!」と割り切り、

勉強への思考にシフトしていきました。

どうしても納期がある時は仕方ありませんが、急ぎではない時の仕事は次の日以降に回していました。

また通勤についても、自転車通勤から車通勤に変えました。

仕事を終えて、すぐに資格学校へ自習しに行けるようにするためです。

どうしてこういう行動をとったかというと、資格学校に行くということを、

頭の中を仕事モードから勉強モードに強制的にシフトするためのスイッチとしたためです。

また、天候が悪い日も車であれば、勉強道具が濡れて萎えるという事もありませんでした。

モチベーションの維持ですね。


3.お金に対し無頓着

3つ目は、自分があまりに「お金に対し無頓着」であった点です。

資格学校に通うということは、受講料として数十万円もの大金を払うということなのに、

その意味も深く考えず、資格学校の受講料をローンを組んで払っていました。

家計が赤字でないことをいいことに。(家計つけてませんでしたが。。。)

当時はローンを組むことも悪くないと思っていた節があり、

「まぁ、いいか。必要経費でしょ。」くらいの気持ちで払い続けていました。

後悔したのは、資格取得後です。

「なんで資格取ったのに、ローンを支払い続けているんだろう」と。

そう思っても後の祭り。

みなさん、本当に真似しないでくださいね。

こんな馬鹿野郎は私一人で十分です。


まとめ

まとめです。

一つ目は「仕事が忙しい」、二つ目は「勉強する環境が整っていない」、三つ目は「お金に無頓着」

でした。

ほんと、言い訳にならないですよね。

その時の忙しさを理由に、自分に言い訳をして金と時間をドブに捨てているようなものですから。

後になって後悔しても遅いですから、皆さんは私を見習わないように試験に臨んでください。笑

また、こんな自分に対して不誠実な私でも、最終的には資格を取得しているのですから、

この記事を読んで、私を反面教師として試験に臨めば、

きっと私より良い結果で合格することになるでしょう。

自分に負けないで、頑張ってください。

では、また。

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