「FP2級って、実際どれくらい勉強すれば受かるんだろう?」
ネットで調べると「150〜300時間」と幅のある情報ばかりで、いまいちピンと来ませんよね。
私も同じでした。
そこでこの記事では、FP3級に独学で合格した一級建築士の私が、FP2級に「200時間計画」で挑戦するリアルタイムの記録を毎週更新で公開します。
- 実際に何時間勉強しているのか(スプレッドシートで毎日記録)
- どの教材を使って、どこでつまずいたのか
- 仕事と家庭がある社会人が、どうやって勉強時間を捻出しているのか
きれいにまとまった「合格体験記」ではなく、進行中の生の記録です。
これからFP2級を受ける方は、同じ時期に勉強している仲間の記録だと思って、
ときどき覗きに来てもらえたらうれしいです。
- この挑戦のルール(2026年6月11日スタート)
- なぜ一級建築士がFP2級を受けるのか
- 使用教材は「合格のトリセツ速習問題集」+ノウン
- 勉強記録(毎週水曜に更新)
- 第1週(2026年6/11〜6/17)
- 第2週(2026年6/18〜6/24)
- 第3週(2026年6/25〜7/1)
- 第4週(2026年7/2〜7/8):累計41.5時間(達成率21%)
- 第5週(2026年7/9〜7/15):累計44.7時間(若干失速💦)
- 第6週(2026年7/16〜7/22):累計52.8時間(達成率26%)
- 第7週(2026年7/23〜7/29):累計61.0時間(達成率30%)
- 第8週(2026年7/30〜8/5):累計70.3時間(達成率35%)
- 第9週(2026年8/6〜8/12):累計80.4時間(達成率40%)/全分野正答率70%突破
- 第10週(2026年8/13〜8/19):累計91.2時間/学科を終えて、実技に入った
- 第11週(2026年8/20〜8/26)初めて本番形式で解いてみた
- 第12週(2026年8/27〜9/2)残業が増えた週に、勉強時間は増えた
- 第13週(2026年9/3〜9/9)合格ラインは超えた。でも、動いていない分野があった
- 今週の間違いポイント一覧
- まとめ:この記事の楽しみ方
この挑戦のルール(2026年6月11日スタート)
最初に、今回の挑戦の条件をまとめておきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 挑戦者 | こいちろ(一級建築士・FP3級合格済み) |
| 学習開始日 | 2026年6月11日 |
| 目標学習時間 | 200時間 |
| 1日の目安 | 2時間(スキマ時間で上積み) |
| 受験予定 | 2026年9月中旬(CBT方式・約100日後) |
| 記録方法 | スプレッドシートに毎日、分単位で記録 |
目標の200時間は、ネット上でよく見る「FP2級の必要勉強時間150〜300時間」の真ん中あたりを取った数字です。
1日2時間×100日=200時間という計算ですが、平日に2時間取れない日も当然あるので、通勤や昼休みのスキマ時間で上積みしていく作戦です。
なぜ一級建築士がFP2級を受けるのか
私は普段、工場や倉庫の構造設計をしている一級建築士です。
そんな私がFPを学ぶ理由は3つあります。
1つ目は、FP3級で「お金の知識が仕事に直結する」と実感したからです。
特に不動産分野は建築基準法や都市計画法など、建築士の実務知識とかなり重なっていて、「これは武器になる」と感じました。
2つ目は、自分と家族のお金の判断に自信を持ちたいからです。
住宅ローン、保険、教育資金、税金。
FP3級レベルでも家計の見え方が変わったので、2級でさらに実践レベルに引き上げたいと思っています。
3つ目は、正直に言うと、このブログのためです。
FP3級の学習記録をブログにしてきた経験から、「リアルな学習記録こそ、これから受験する人の役に立つ」と分かったからです。
使用教材は「合格のトリセツ速習問題集」+ノウン
教材は次の2つに絞りました。
- FP2級・AFP 合格のトリセツ 速習問題集 2025-26年版(LEC)
- ノウン(KnoWn):問題集に付属するデジタル学習アプリ
トリセツはFP3級でも定番の人気シリーズです。
そして今回の主役は付属アプリのノウン。
スマホで問題演習ができて、こんな機能があります。
- 1問ごとの正誤・所要時間を自動記録
- 「完璧/あやふや/未習熟」の理解度を自己申告でタグ付け
- 「間違えた問題」「自信のない問題」だけを抽出して解き直し
- 正解率や理解度のグラフ表示
「正解したけど、あやふや」な問題を見える化できるのが特に気に入っています。
2級で一番怖いのは、この「なんとなく正解」ゾーンだからです。
勉強記録(毎週水曜に更新)
ここからが本編です。
毎週水曜日に、その週の記録を追記していきます。
第1週(2026年6/11〜6/17)
学習スタート1週目。
問題集の1周目に取りかかりました。
- 今週の学習時間:10時間8分(608分)
- 累計:10.1時間 / 200時間(達成率 約5%)
- 残り:189.9時間
- 進んだ範囲:ライフプランニング → リスク管理 → 金融資産運用(終了)→ タックスプランニング(36問中23問目まで)
今週の手応え(1周目の正答率)
| 分野 | 正答率 |
|---|---|
| ライフプランニング | 17/38(45%) |
| リスク管理 | 15/34(44%) |
| 金融資産運用 | 17/35(48%) |
| タックスプランニング | 11/23(48%・途中) |
1周目はほぼ初見なので、半分弱でOKと割り切っています。
間違いの理由を見ると、そのほとんどが「まだ覚えていない」で、
解き方を取り違えたミスはごくわずか。
方向性は間違っていないと確認できました。
特に手こずったのは中小法人の資金計画・社会保険・保険の税金・債券まわり。
逆に株式や金融商品の税金は手応えあり。
2周目はこの弱点分野を厚めに回します。
第2週(2026年6/18〜6/24)
タックス・不動産・相続の3分野で1周目を走り切り、
週末からはライフプランニングの2周目に入りました。
- 今週の学習時間:9時間9分(549分)
- 累計:19.3時間 / 200時間(達成率 約10%)
- 残り:180.7時間
- 進んだ範囲:タックスプランニング(24→38問完了)→ 不動産(33問完了)→ 相続・事業承継(39問完了)→ ライフプランニング2周目(スマホで通し → PCで誤答のみ復習)
今週の手応え(1周目の正答率)
| 分野 | 正答率 |
|---|---|
| タックスプランニング | 18/36(50%) |
| 不動産 | 15/33(45%) |
| 相続・事業承継 | 14/39(35%) |
数字だけ見ると相続が苦戦中ですが、3分野とも「誤り理由」は 100%「覚えていない」 でした。
解き方を取り違えたわけではなく、純粋に知識のストックが追いついていないだけ。
方向性は間違っていないと確認できたのが今週いちばんの収穫です。
分野ごとの手応えは、
- タックス(50%):
所得控除と損益通算は健闘。
一方で消費税の簡易課税まわりは「数字をひとつ間違えると即アウト」のものが多く、要再確認。 - 不動産(45%):
本業(建築士)の知識が活きて、理解度「完璧」が18%とトップ。
借地借家法・建ぺい率・登記まわりは安定。 - 相続(35%):
完璧わずか5%。
配偶者居住権、遺留分、自筆証書遺言の保管制度など、要件と数字が混じる論点でほぼ全滅。
完全な新領域なので、ここはあと2周で塗り潰します。
200時間計画に対する乖離は今週末で 約-9時間。
平日朝のスキマ時間が今週はうまく機能していて、なんとかペースを保てています。
今週の間違いポイント:代襲相続は「相続放棄」では発生しない
今週いちばん印象に残ったのが、代襲相続の発生事由の問題でした。
「相続放棄した子の孫が、代わりに相続するんだろう」と思い込んでいて、見事に間違えました。
正しくは、代襲相続が発生するのは次の3つだけです。
- 被代襲者の 死亡
- 相続 欠格
- 推定相続人の 廃除
相続放棄は「最初から相続人ではなかった」という扱いになるので、その下の世代(孫など)に相続権が下りていきません。
「死亡・欠格・廃除はOK、放棄はNG」――この4つで丸ごとセット記憶にすると、もう迷わなくなりました。
週末からはライフプランニングの 2周目 に着手。
スマホで通しで解いて、間違えた問題だけPCで深掘りするという2段構えに切り替えました。
1周目で「なんとなく正解」だった社会保険や中小法人の資金計画が、2周目でようやく理解の手応えに変わりつつあります。
第3週(2026年6/25〜7/1)
今週の学習時間:10.95時間(累計30.2時間 / 目標200時間の15%達成)
試験日(9月19日)まで、あと80日となりました。
今週やったこと
- PCで1周目に間違えた問題を1問1答で復習
(リスク管理→金融資産運用→タックスプランニング→不動産へ) - スマホの「ノウン」で2周目学習を開始
(リスク管理・金融資産運用・タックスプランニング完了)
「解いて→間違えて→復習する」のループが定着してきました。
土日は少し失速したので、平日夜と朝の時間帯を意識的に確保していきたいところです。
今週の間違いポイント:「規約共用部分」
不動産分野で1問間違えました。
構造上の独立性と利用上の独立性を備えた建物の部分は、区分所有法上の共用部分とすることはできない。
私は迷わず「◯」を選びました。
独立した部屋として成立しているなら、みんなで使うものにはできないだろう、と思ったからです。
正解は「✗」でした。
独立性を備えた部分でも、規約で定めれば共用部分にできるんです。
これを「規約共用部分」と言います。
分譲マンションで例えると、管理人室・集会室・トランクルーム・ゲストルームなど。
単独で部屋として成立しているけれど、住民みんなで使うものとして規約で決められています。
ちなみに規約共用部分には、その旨を登記する必要があります。
一級建築士として物件の設計に関わってきましたが、この「規約共用部分」は登記実務でも意識される項目です。
図面上は独立した部屋でも、規約と登記で「共用部分」と宣言されている場合、その部分だけを切り出して売買することはできません。
FP2級の試験では、区分所有法の細かいルールは「知っているか知らないか」で正誤が分かれます。
「独立性がある部分」=「共用にできない」と早合点しないよう、選択肢を最後まで慎重に読む癖をつけたいと思います。
第4週(2026年7/2〜7/8):累計41.5時間(達成率21%)
今週は677分(約11.3時間)勉強しました。
間違えた問題だけの復習が、全6章分終わりました。
そのまま問題3周目に突入しています。
今週の学習時間:11.3時間(累計41.5時間 / 目標200時間の21%達成)
今週の手応え(3周目へ)
3周目のライフプランニングは、38問中28問正解(正解率73%)。
2周目の52%から、21ポイント伸びました。
特に全滅に近かった「中小法人の資金計画」が持ち直したのは、間違い直し復習の成果だと思います。
一方で「公的年金の基本」はまだ6問も間違えていて、ここが今の最大の弱点です。
今週の間違いポイント:資産計算で使う6つの係数
2周目では「完璧」の自己評価で正解していた問題を、3周目で落としました。
6つの係数は名前が似ているうえに、「増やす系」と「取り崩す系」を逆に選びがちです。
できたつもりの論点ほど、時間が空くと抜ける。
これが一番怖いと実感した1問でした。
来週はリスク管理の3周目を進めます。
第5週(2026年7/9〜7/15):累計44.7時間(若干失速💦)
今週の勉強時間:190分(約3.2時間)
累計:44.7時間 / 200時間(達成率22%)
試験まで:あと66日
今週は、正直に書きます。
本業が立て込み、ワールドカップ観戦も重なって、勉強できない日が続きました。
火曜と水曜はゼロ。
「明日からギヤを上げよう」と言い聞かせながら、なかなか机に向かえない1週間でした。
ただ、これは想定内でもあります。
もともと「ワールドカップ期間は最低ラインを維持する」と決めていて、集中投下は7/21以降の計画だからです。
木・土・日・月は、リスク管理の3周目と不動産の2周目を少しずつ進められました。
完璧ではないけれど、ゼロで終わらせなかったこと。
それが今週の小さな収穫だと思っています。
来週からは、いよいよギヤを上げていきます。
第6週(2026年7/16〜7/22):累計52.8時間(達成率26%)
- 累計学習時間:52.8時間(達成率26%)
- 残り必要時間:147.3時間 / 試験(9/19)まであと59日
ワールドカップ観戦モードが明けて、今週から本格的に「ギアを上げる」宣言どおりの1週間でした。
先週の達成率22%から26%に前進です。
今週の復習ラウンドと正答率
今週は各分野の2〜3周目をまわして、今の実力を数字で確認しました。
| 分野 | 周回 | 正答率 |
|---|---|---|
| リスク管理 | 3周目 | 17/34(50%) |
| 不動産 | 2周目 | 18/33(54%) |
| 金融資産運用 | 3周目 | 25/35(71%) |
| 相続・事業承継 | 2周目 | 22/39(56%) |
| タックスプランニング | 3周目 | 着手中 |
3周目まで進んでいる金融資産運用は71%と、いちばん手応えが出てきました。
一方で、まだ2周目の不動産と相続は50%台どまり。
特に不動産の「税金と特例」、相続の「贈与税」は“不正解”がずらりと並び、ここが今の伸びしろだとハッキリわかりました。
数字にすると、逃げずに向き合えますね。
今週の間違いポイント:インバース型ETF
インバース型ETFは、基準となる指標の変動率に「負の」倍数を乗じて算出されます。
うっかり「正の倍数」と読み替えるとバツ。
基準指標と“逆”に動くのがインバース(=逆)型、と名前どおりに覚えるのがコツです。
第7週(2026年7/23〜7/29):累計61.0時間(達成率30%)
- 累計学習時間:61.0時間(達成率30%)
- 残り必要時間:139.1時間 / 試験(9/19)まであと52日
今週はタックスプランニングと不動産の3周目を終え、3周目で残すのは相続・事業承継のみとなりました。スマホでの4周目もライフとリスクが完了しています。
今週の正答率
| 分野 | 周回 | 正答率 |
|---|---|---|
| ライフプランニング | 4周目 | 76% |
| 不動産 | 3周目 | 75% |
| リスク管理 | 4周目 | 61% |
| タックスプランニング | 3周目 | 58% |
先週50%だったリスク管理が61%まで上がり、2周目で54%だった不動産も75%へ。
合格ライン60%を、6分野中4分野で超えました。
一方でタックスは58%とあと一歩。
確定申告・法人税・住民税と後半がまるごと弱いので、次の周回の重点はここです。
今週の間違いポイント:不動産の投資分析(DCF法とIRR)
今週いちばん沈んだのが「不動産の有効活用と投資分析」で、4問中3問を落としました。
正答率25%です。
DCF法は、その不動産が将来生み出す家賃収入と、最後に売ったときの価格を、すべて「今のお金の価値」に割り引いて合計する方法です。
1年後の100万円は、今の100万円より価値が低い——この考え方が土台になります。
IRR(内部収益率)は、その割引率をどこまで上げれば「投資額=将来収入の現在価値」で釣り合うか、という数字。
IRRが自分の目標利回りを上回っていれば、その投資は合格ということになります。
一期間の純収益を利回りで割るだけの直接還元法と混同しやすいのですが、
複数年のキャッシュフローと売却価格まで見るのがDCF法、
と押さえると区別できます。
建物を建てる側の仕事をしていると、つい「いくらで建つか」に目が向きます。
でも投資家が見ているのは「その建物が何年かけていくら生むか」。
同じ建物を、まったく違う物差しで見ているわけです。
ここが腹落ちすると、ただの暗記ではなくなりました。
第8週(2026年7/30〜8/5):累計70.3時間(達成率35%)
学習時間:今週9時間20分/累計70.3時間(目標200時間に対して35%)
試験まで:あと45日
問題集3周目が全6分野を完走し、今週から5周目に入りました。
パソコン(家)とスマホ(外出先でのスキマ時間)を併用して、問題をこなしています。
特に決めてはいなかったのですが、偶数周はスマホで問題をするようになっています。
スマホでの4周目も金融資産運用・タックスプランニングまで到達。
1周に必要な時間が回を追うごとに短くなってきています。
分野別の正答率(直近)
| 分野 | 周回 | 正答率 |
|---|---|---|
| ライフプランニング | 5周目 | 84% |
| リスク管理 | 5周目 | 71% |
| 金融資産運用 | 4周目 | 83% |
| タックスプランニング | 4周目 | 67% |
| 相続・事業承継 | 3周目 | 61% |
分野ごとに周回数が違うので単純比較はできませんが、
当初の目標だった「全分野60%」は前倒しでクリアできました。
今週の間違いポイント:相続税は全問正解、なのに贈与税で7問落とした
今週いちばん驚いたのは、同じ「相続・事業承継」の中でこれほど差がついたことでした。
相続税:7問中7問正解
贈与税:17問中7問が不正解
相続税は基礎控除や法定相続人の数え方など、
計算のルールを覚えれば得点できる論点が中心です。
一方の贈与税は、制度ごとに「誰が・いつ・いくらまで・何回まで」という条件がバラバラに設定されていて、これを取り違えると即アウトになります。
たとえば相続時精算課税制度。
特別控除は2,500万円、贈与者は60歳以上、受贈者は18歳以上。
さらに2024年からは年110万円の基礎控除も併用できるようになりました。
数字が4つ並ぶうえに、暦年課税の110万円と紛らわしい。
第6週の記録で「相続の贈与税がいまの伸びしろ」と書きましたが、
2周分まわしてもまだ埋まっていませんでした。
苦手だと分かっていても、意識しないと手が伸びない。
弱点分野は「気づく」ことと「潰す」ことの間に、
思ったより大きな距離があるようです。
来週は贈与税だけを切り出して、制度ごとの数字を表にまとめ直します。
第9週(2026年8/6〜8/12):累計80.4時間(達成率40%)/全分野正答率70%突破
- 今週の学習時間:10.1時間(607分)
- 累計:80.4時間 / 200時間(達成率 40%)
- 残り必要時間:119.6時間 / 試験(9/19)まで あと38日
- 進んだ範囲:学科5周目の金融・タックス・不動産・相続が終了。実技の1周目(ライフ)に着手
今週は数字が大きく動きました。
今週の正答率:全6分野が70%を超えました
| 分野 | 周回 | 実施日 | 得点 | 正答率 | 前回比 |
|---|---|---|---|---|---|
| 金融資産運用 | 5周目 | 8/8 | 31/35 | 88% | +5pt |
| 不動産 | 4周目 | 8/6 | 24/33 | 72% | −4pt |
| 〃 | 5周目 | 8/12 | 29/33 | 87% | +15pt |
| ライフプランニング | 5周目 | 8/4 | 32/38 | 84% | ー |
| 相続・事業承継 | 4周目 | 8/7 | 28/39 | 71% | +10pt |
| 〃 | 5周目 | 8/12 | 32/39 | 82% | +11pt |
| タックスプランニング | 5周目 | 8/10 | 28/36 | 77% | +10pt |
| リスク管理 | 5周目 | 8/5 | 24/34 | 71% | ー |
※不動産と相続は、今週のうちに4周目と5周目の両方を実施したため2行になっています。
金融とタックスの4周目は先週の報告分です。
私は7月末に、学習の目標を「累計200時間」から「各分野の正答率」に切り替えました。
時間を積んでも点が伸びなければ意味がないと気づいたからです。
そのとき決めた第2段階の目標が「8月31日までに全分野70%」でした。
今週、それを19日前倒しで達成しました。
周回すれば必ず上がる、わけではありませんでした
この表でいちばん見てほしいのは、実は不動産の2行です。
3周目(7/28)が76%。ところが4周目(8/6)は72%に下がりました。
1週間ほど間が空いたあいだに、覚えていたはずの論点が抜けていたわけです。
でも、下がった直後の5周目(8/12)で87%まで跳ねました。
4周目で「抜けている場所」がはっきりしたので、そこだけを潰して臨めたからです。
もし4周目をやらずに、3周目の76%という数字だけを見て「不動産はもう大丈夫」と判断していたら、この15ポイントは手に入りませんでした。
下がった回は失敗ではなく、穴の場所を教えてくれる回だったんだと思います。
ちなみにこの数字も、割り引いて見る必要があります。
すべて4〜5周した問題への正答率だからです。
初見の問題で同じ数字が出る保証はありません。
近いうちに本試験形式の通し演習で初見の正答率を測るつもりで、そこで何ポイント落ちるかが本当の実力になります。
前週に「最大の穴」と書いた贈与税が、塞がりました
第8週の報告で、私はこう書きました。
相続の章で、相続税は全問正解なのに贈与税だけ17問中7問落としている、と。
今週の5周目では、贈与税は17問中2問まで戻りました。
やったことは単純で、贈与税の制度ごとに数字を1枚の表にまとめ直しただけです。
暦年課税の110万円、相続時精算課税の2,500万円+110万円、配偶者控除の2,000万円と婚姻20年、住宅取得等資金の非課税枠。
バラバラに覚えようとするから混ざるのであって、並べて比べると差だけが記憶に残ります。
弱点を数字で特定して、そこだけ潰す。
この2週間でいちばん効いたのがこのやり方でした。
一方で、新しい穴が見つかりました:事業承継対策
喜んでばかりもいられません。
同じ相続の章で、事業承継対策が4問中2問不正解。
しかも4周目・5周目とまったく同じ結果で、動いていません。
問題数が4問と少ないぶん、これまで全体の正答率に埋もれて見えていませんでした。
分野ごとではなくセクションごとに数字を見て初めて浮かんできた穴です。
非上場株式の評価方式や納税猶予の特例など、実務で触れることのない世界なので、ここは来週まとめて時間を取ります。
不動産分野で、私が繰り返しつまずいてきた論点
不動産は本業ど真ん中で、今週87%まで来ました。
それでも「法令上の規制」で毎回1〜2問こぼれます。
その中で、私が何度もつまずいてきたのが斜線制限です。
建物の高さを抑えるルールには、大きく分けて道路斜線制限・隣地斜線制限・北側斜線制限の3つがあります。
第一種低層住居専用地域について、私は「住環境をいちばん厳しく守る地域なのだから、当然どれも適用されるだろう」と考えていました。
正しくは、隣地斜線制限は適用されません。
第一種・第二種低層住居専用地域と田園住居地域には、隣地斜線制限がかかりません。
理由はシンプルで、これらの地域には絶対高さ制限(10mまたは12m)という、もっと強いフタがすでにかぶさっているからです。
隣地斜線制限は「高さ20mまたは31mを超えたところから斜めに削る」ルールなので、そもそも10mや12mで頭を押さえられている地域では出番がないわけです。
反省しているのは、間違え方のほうです。
第2週の代襲相続も第3週の規約共用部分も「知らなかった」ミスでした。
でもこれは違います。
知っているつもりで、実務の感覚から「たぶんこうだろう」と埋めてしまったミスです。
得意分野ほど、条文に戻る。正答率87%の裏で、いちばん自戒しているところです。
そして、初めて実技に手をつけました
学科の5周目が終わったので、今週から実技の1周目に入りました(ライフプランニングを22問中17問まで)。
学科は反射で解けるようになってきましたが、実技は問われ方が違います。
残り38日、ここからは学科の周回よりも実技の型に慣れることに時間を配分していきます。
第10週(2026年8/13〜8/19):累計91.2時間/学科を終えて、実技に入った
今週の勉強時間は647分(10時間47分)。
累計91.2時間で、200時間目標の46%まで来ました。
試験まであと31日です。
学科の5周目が終わったので、今週から実技(応用編)に着手しました。
1週間で1周目の全6分野を走りきり、そのまま2周目も5分野まで進んでいます。
相続だけが2周目未着手で、来週の最初の課題です。
今週これだけ進められたのは、お盆休みがあったからです。
8月13日から16日までの4日間で393分。
今週の勉強時間647分の6割を、この4日間で確保しました。
実技1周目の6分野を全部終えられたのも、この期間です。
まとまった時間があると、細切れではできないことができます。
実技は1問あたりの資料が多く、10分15分では読み込むだけで終わってしまうので、なおさらでした。
日別の実績
| 日付 | 時間 | 進捗 |
|---|---|---|
| 8/13(木) | 172分 | 実技1周目 ライフ・リスク終了 |
| 8/14(金) | 116分 | 実技1周目 金融・タックス終了 |
| 8/15(土) | 32分 | 実技1周目 不動産終了 |
| 8/16(日) | 73分 | 実技1周目 相続終了 |
そして、この実技1周目で数字が崩れました。
表(実技 1周目→2周目)
| 分野 | 1周目 | 2周目 |
|---|---|---|
| ライフ | 68% | 81% |
| リスク | 63% | 91% |
| 金融 | 47% | 69% |
| タックス | 46% | 86% |
| 不動産 | 76% | 97% |
| 相続 | 48% | 未実施 |
今週の間違いポイント:実技の金融資産運用が、2周目でも戻りきらない
先週、学科で全6分野が70%を超えました。
Phase 2の目標を19日前倒しで達成した、という報告をしたばかりです。
その翌週、実技1周目の合計は60.4%でした。
タックスは46%、金融47%、相続48%。半分を切っています。
誤り理由の内訳を見ると、うっかりミスや解き方の誤りではなく、そのほとんどが「覚えていない」でした。
タックスと不動産に至っては100%が「覚えていない」です。
学科の◯×形式では、選択肢が記憶を呼び起こしてくれます。
実技は自分から引き出さないと解けません。
この差がそのまま数字に出た、ということだと思います。
ただ、2周目に入ると5分野平均で86.9%まで戻りました。
タックスは46%から86%へ、一週間で40ポイントの回復です。
「覚えていない」が原因なら、もう一度やれば戻る。
それはそのとおりでした。
問題は、金融だけが戻りきらなかったことです。
2周目でも69%。
5分野の中で唯一70%に届いていません。
しかも時間がかかっている。
2周目にもかかわらず、1問に5分9秒、別の問題に6分13秒を使っています。
本番は2時間で40問なので、1問あたり3分が上限です。
正答率だけでなく、時間の面でも間に合っていません。
構造設計の仕事でも、同じ形のつまずき方をします。
公式そのものを忘れることは、まずありません。
つまずくのは、与えられた条件から「どの数値を、どの式に入れるのか」を組み立てる段階です。
実技の金融で起きているのも、これと同じだと感じました。
係数も計算式も言えるのに、資料を前にすると手が止まる。
来週は、相続の2周目を終わらせたうえで、金融をもう一周します。
8月23日には初見の模擬本番テスト(2025年1月分)を予定しているので、そこで「初見の実力」がはっきり出るはずです。
第11週(2026年8/20〜8/26)初めて本番形式で解いてみた
今週の勉強時間は447分(7時間27分)。
累計98.6時間で、200時間目標の49%です。
試験まであと24日になりました。
先週から200分減っています。
ただ今週は、そのうち143分を「模試の間違い直し」に使いました。
量を積む週ではなく、いまどこにいるのかを測る週でした。
8月24日、初めて本番形式で解きました。
学科60問を、時間を計って通しで。
結果は33点です。
合格ラインは36点なので、3点足りませんでした。
そもそも、なぜ「フェーズ」で管理しているのか
7月23日に、目標の立て方を変えました。
それまでの「200時間やる」という目標が、途中で成立しないとわかったからです。
残り日数から逆算すると、1日あたり2.5時間が必要でした。
実績は1日1.1時間ほど。
2.2倍やらないと届きません。
仕事をしながら、これは無理でした。
そこで、追う指標を「時間」から「正答率」に変えました。
何時間やったかではなく、何%解けるようになったかで測る、ということです。
そのうえで、試験までを3つの段階に分けました。
- フェーズ1(7/23〜8/9)全分野で60%に乗せる
合格ラインが60%なので、まずそこに全分野を届かせる段階。 - フェーズ2(8/10〜8/31)全分野で70%に乗せる
本番で余裕を持って60%を超えられるよう、上積みをする段階。 - フェーズ3(9/1〜9/19)本番形式で仕上げる
時間を計った通し演習と実技対策。通しで70%以上を安定して出すのが目標。
このうちフェーズ2は、8月12日に達成しました。
期限より19日も早い前倒しです。
順調だと思っていました。
今週の間違いポイント:相続が30%だった
前倒しで達成した、その12日後の模試です。
分野別の結果はこうなりました。
模試の結果(分野別)
| 分野 | 模試(初見) | 5周目(既視) | 差 |
|---|---|---|---|
| 相続 | 30% | 82% | −52pt |
| ライフ | 50% | 84% | −34pt |
| 金融 | 60% | 88% | −28pt |
| タックス | 60% | 77% | −17pt |
| リスク | 60% | 71% | −11pt |
| 不動産 | 70% | 87% | −17pt |
相続が3点。
10問中3問しか合っていません。
フェーズ2を達成した時点では82%だった分野です。
52ポイント落ちました。
合格ラインまでは、あと3点でした。
相続であと3問取れていれば届いていた計算になります。
なぜこうなったのか。
答えは単純で、82%という数字が「その問題を覚えていた」ことの反映だったからです。
同じ問題集を5周すれば、選択肢を見た瞬間に答えが浮かびます。
それを実力だと思っていました。
実は、この危険には気づいていました。
7月30日の記録に、こう書き残しています。
「現在の正答率は、すべて既視問題への数字である」
自分で書いておきながら、前倒し達成を報告するときには忘れていました。
だからこそ8月11日に「初見テストをやる枠」をカレンダーに入れていたわけで、今回それがそのまま的中した形です。
もうひとつ、はっきりした規則性がありました。
既視の点数が高い分野ほど、初見での落差が大きかったのです。
相続82%→30%、ライフ84%→50%、金融88%→60%。逆に、既視で一番低かったリスク管理(71%)は、落差が11ポイントで最小でした。
点数が高い分野ほど、覚えていた分が多かった。
そういうことだと思います。
17日空けたら、5ポイント落ちていた
もうひとつ、今週わかったことがあります。
8月21日に、ライフの学科を6周目として解きました。
結果は38問中30問で79%。
5周目のときは84%でした。
周回を重ねたのに、5ポイント下がっています。
5周目を解いたのは8月4日です。
6周目は8月21日。
17日空いています。
その間、実技に集中していたので、ライフの学科にはまったく触れていませんでした。
誤り理由を見ると、75%が「覚えていない」でした。
原因を断定はできません。
出題される問題が毎回同じとは限りませんし、その日の集中度もあります。
ただ、17日空けて5ポイント落ちたという事実は残ります。
これは、地味に重い話です。
試験まであと24日あります。
いま仕上がっている分野も、放置すれば本番までに同じように落ちる可能性があるということだからです。
実技のリスク管理は、3周目で36問中36問の満点でした。
うれしい数字ですが、この点数が24日後にそのまま残っている保証はありません。
残り日数の使い方に、「弱点を潰す」だけでなく「仕上がった分野を落とさない」という視点が要る。
そう考えるようになりました。
落とした場所が、ぴたりと重なっていた
6周目のライフで落とした8問を、章ごとに数えてみました。
- 社会保険の基本:3問
- 公的年金の基本:3問
- 企業・個人事業主の年金:1問
- 中小法人の資金計画:1問
8問のうち7問が、社会保険と年金です。
そして模試のライフで落とした5問は、雇用保険、老齢厚生年金の繰下げ、確定拠出年金、国民年金基金、高年齢者の雇用でした。
ほぼ同じ場所です。
別の日に、別の形式で解いて、同じところで転んでいます。
ここまで重なると偶然ではないでしょう。
つまり「ライフが弱い」のではなく、「ライフの中の社会保険と年金が弱い」ということです。
分野の単位で見ていたら、この結論には辿り着けませんでした。
いっぽうで、実技は伸びている
悪い話ばかりではありません。
実技(応用編)は、周回がそのまま数字になっています。
(実技の推移)
| 分野 | 1周目 | 2周目 | 3周目 |
|---|---|---|---|
| ライフ | 68% | 81% | 91% |
| リスク | 63% | 91% | 100% |
| 相続 | 48% | 76% | — |
リスク管理は3周目で満点でした。
ライフも91%まで来ています。
相続も、1周目の48%から76%まで戻しました。
もうひとつ、間違いの中身が変わってきています。
誤り理由の内訳を見ると、こうなりました。
- 相続実技1周目 「覚えていない」100%
- 相続実技2周目 「覚えていない」57%、「うっかりミス」43%
- ライフ実技3周目 「覚えていない」50%、「うっかりミス」50%
知らないから落とす、という段階は抜けつつあります。
いまは知っているのに落としている。
前進ではありますが、本番で失う点数としては同じ1点です。
ここは次の課題になります。
だから、残り24日をこう使う
方針を決めました。
8月31日までの5日間は、相続と、ライフの社会保険・年金に集中します。
フェーズ2の期限内に、この2つの穴を埋めるのが先です。
落差が52ポイントと34ポイントで、他より頭ひとつ抜けて悪いので、ここだけを見ます。
9月1日からは、予定どおりフェーズ3に入ります。
本番形式の通し演習と実技対策です。
計画そのものは作り直しません。
フェーズ3の中身は7月に決めたままで進めます。
変えるのは、そこに入る前の5日間の使い方だけです。
初見で55%だったのは痛い数字でした。
ただ、これが試験の24日前にわかったのは、たぶん幸運です。
9月に入ってから気づいていたら、打つ手がありませんでした。
第12週(2026年8/27〜9/2)残業が増えた週に、勉強時間は増えた
今週の勉強時間は511分(8時間31分)。
累計107.2時間で、200時間目標の54%です。
試験まであと17日になりました。
先週から64分増えています。
ようやく目標の半分を超えました。
ただ、単純に時間が増えた週かというと、そうではありません。
むしろ逆でした。
仕事が忙しくなった
先週あたりから、仕事が忙しくなってきました。
残業が増えています。
厄介なのは、勉強に向かう気持ちはあるのに、体がついてこないことでした。
疲れが完全に取れず、朝早く起きられない。
かといって夕方からの時間も、残業で消えていく。
今までどおりのやり方が、まるごと使えなくなりました。
意欲はあるのに時間がない、という状態が一番きついです。
そこで、始業前と昼休みを使うことにしました。
会社に着いてから仕事が始まるまでの時間と、昼休みの残り時間です。
1回15分か20分ですが、朝と昼で2回あります。
結果として、今週の511分の多くはここから出てきました。
やり方も変えた。記事に書いたとおりにはやらなかった
先週の記事で「8月31日までの5日間は、相続とライフの社会保険・年金に集中します」と書きました。
実際には、そのとおりにはやっていません。
まとまった時間が取れなくなった以上、「相続だけを集中的に」という組み方はもう乗りません。
机に向かう前提の計画だったからです。
そこで、使っている教材の機能に合わせることにしました。
ノウンには、間違えた問題だけを抽出する機能があります。
5周目と6周目で間違えた問題をピックアップして、それだけを回す形にしました。
優先順位は変えていません。
相続とライフを先に見る方針はそのままです。
変えたのは、それを時間にどう乗せるかだけです。
これが、思いがけず効きました。
「30問やる」より「6問やる」のほうが、手をつけられる
やってみて分かったのは、心理的なハードルが下がったことです。
通しで1周やろうとすると、1単元が30問を超えます。
始業前の15分では終わりません。
途中で中断することになります。
実際、中断しながらやってはいるのですが、「どうせ終わらない」と思うと、そもそも開く気になりにくいのです。
ところが間違えた問題だけなら、単元ごとに数えるとそんなに多くありません。
ライフは6問、金融は4問です。
これなら15分で終わります。
「終わる」と分かっている量は、始めやすい。
理屈で言えば、30問を途中まで進めるのも、6問を最後までやるのも、こなした問題数は同じかもしれません。
でも実際には、後者のほうが手が伸びました。
この差は、残り17日ではバカにできないと思います。
拾った問題は50問。解き直したら30問になった
8月30日と31日で、6分野すべてから間違えた問題を拾い出しました。
合計50問です。
今週取り組んだ「間違えた問題」の理解度推移
| 分野 | 拾った問題 | 解き直して残った | 解き直しで正解した |
|---|---|---|---|
| ライフ | 6問 | 4問 | 2問 |
| リスク | 10問 | 7問 | 3問 |
| 金融 | 4問 | 3問 | 1問 |
| タックス | 8問 | 7問 | 1問 |
| 不動産 | 9問 | 2問 | 7問 |
| 相続 | 13問 | 7問 | 6問 |
| 合計 | 50問 | 30問 | 20問 |
これを解き直して、9月1日と2日に「まだ間違えた問題」をもう一度拾いました。
30問でした。
1回目の解き直しで20問正解したことになります。
分野ごとに見ると、偏りがはっきりしています。
不動産は9問から2問へ。
8割近くが片付きました。
相続は13問と最も多く抱えていましたが、7問まで減りました。
模試で30%だった、あの相続です。
この2分野だけで13問が消えていて、20問のうち3分の2がここに集中しています。
いっぽう、リスクは10問から7問、タックスは8問から7問。
ほとんど動いていません。
しかも、いま最も多く抱えているのがこの2分野です。
今週の優先順位を相続とライフに置いた以上、当然の結果ではあります。
今週の間違いポイント:消えた(正解した)20問も、結局は既視の数字
ここまで書いておいて、水を差すようですが。
20問が消えたことを、実力がついた証拠だと考えるのは、たぶん早いです。
思い出してほしいのが先週の記事です。
既視の問題で82%だった相続が、初見の模試では30%でした。
同じ問題を何周もすれば、選択肢を見た瞬間に答えが浮かぶ。
それを実力だと思っていた、という話を書いたばかりです。
今回の20問は、その既視のさらに極端な形です。
8月30日に間違えた問題を、翌日か翌々日に解き直しています。
1日か2日しか空いていません。
記憶が新しいうちの正解が、この中にどれだけ混じっているか分かりません。
しかも先々週には、17日空けたライフが84%から79%に落ちるところを見ています。
2日で戻った20問が、17日後にどうなっているかは誰にも分かりません。
つまり「50問が30問になった」は、今週やったことの記録ではあっても、成果の証明ではないということです。
同じ間違いを、2週続けてやるところでした。
数字が良くなると、それを実力だと思いたくなる。
この癖はなかなか抜けません。
ムダな時間を勉強に充てる、ということ
今週いちばん身にしみたのは、これでした。
土日は土日で、勉強以外にやることがたくさんあります。
平日は残業で夜が消える。
そうなると、残っているのは細切れの時間しかありません。
始業前の15分、昼休みの20分。
今まで「この時間では何もできない」と思って捨てていた時間です。
その捨てていた時間を積むと、511分になりました。
先週より多いのです。
まとまった時間が取れなくなってから、逆に時間の使い方がうまくなった。
皮肉な話ですが、これは残り17日でそのまま効いてきます。
試験までの間に、仕事が急に暇になることはありませんから。
4日後に、答え合わせをする
9月6日に、模試の2回目を解きます。日本FP協会が公表している2025年5月のCBT問題です。
学科60問を120分、1回目とまったく同じ条件でやります。
見たいのは相続です。
1回目は10問中3問でした。
今週いちばん多く時間を割いた分野なので、ここが何点になるかで今週の意味が決まります。
もうひとつ、手を付けなかったリスクとタックスも気にしています。
1回目はどちらも60%でした。
5日間ほとんど触れていないので、落ちていてもおかしくありません。
さらにその1週間後、9月13日に3回目を解きます。
手持ちで最も新しい2026年5月の公表問題を、ここまで温存してきました。
試験の6日前です。
3回とも同じ条件で解くので、点数の並びがそのまま実力の推移になります。
今週の20問が本物だったかどうかは、そこで分かります。
第13週(2026年9/3〜9/9)合格ラインは超えた。でも、動いていない分野があった
今週の勉強時間は530分(8時間50分)。
累計116.0時間、達成率58%、残り必要時間は84.0時間です。
前週の511分から19分増えました。3週続けて500分前後を保っています。
予告どおり、模試2回目を解いた
先週の記事は「4日後に、答え合わせをする」で終わっていました。
9月6日、予告どおり模試2回目を解きました。
結果は38/60。
正答率63.3%です。
合格ラインの36点を2点だけ超えました。
1回目が33/60(55%)だったので、5点の前進です。
初めて合格ラインを超えました。
素直にうれしかったです。
ひとつ断っておくと、1回目と2回目は違う回の問題です。
1回目は2025年1月に実施された試験問題、2回目は2025年5月公表分を使いました。
同じ問題を解き直したわけではないので、5点の差には問題そのものの難しさの違いも混じっています。
それでも、初見の問題を本番形式で解いて合格ラインを超えたことは、8月24日にはできなかったことです。
心配していた2つは、どちらも杞憂だった
先週の記事で、模試2回目の注目点を2つ挙げていました。
1つめは「相続が3点から何点に戻ったか」。
相続は1回目が3/10で、全分野のなかで断トツに悪い数字でした。
結果は5/10。
戻りました。
2つめは「手を付けなかったリスクとタックスが落ちていないか」。
今週の前半は不動産と相続に時間を使っていて、リスクとタックスにはほとんど触れていません。
結果はリスクが6→7、タックスが6→7。
落ちるどころか、どちらも1点上がっていました。
心配していた2つは、どちらも杞憂だったわけです。
ただ、杞憂だったと言い切るのは早いと思っています。
相続が3点から5点に戻ったといっても、まだ半分です。
リスクとタックスが1点ずつ上がったのも、別の回の問題を解いた結果なので、実力が上がったのか、たまたま解きやすい問題だったのかは分かりません。
8月26日には「既視82%の相続が、初見では30%だった」と書いたばかりです。
数字が良くなると実力だと思いたくなる癖は、まだ抜けていません。
合格ラインを2点超えたということは、2問ぶんの余裕しかないということでもあります。
本番で緊張して、いつもなら取れる問題を2つ落とせば、それで届きません。
残り10日を、安心して使い切らないようにします。
今週の間違いポイント:合格ラインは超えたが、動いていない分野があった
ところが、分野ごとに並べてみて、別のことに気づきました。
| 分野 | 1回目 | 2回目 | 差 |
|---|---|---|---|
| ライフプランニング | 5/10 | 5/10 | ±0 |
| リスク管理 | 6/10 | 7/10 | +1 |
| 金融資産運用 | 6/10 | 7/10 | +1 |
| タックスプランニング | 6/10 | 7/10 | +1 |
| 不動産 | 7/10 | 7/10 | ±0 |
| 相続・事業承継 | 3/10 | 5/10 | +2 |
| 合計 | 33/60 | 38/60 | +5 |
なお、この比較も別々の回の問題どうしを並べたものです。
分野ごとに10問しかないので、1点や2点の上下は問題の中身で簡単に動きます。
それでも、±0が2週間続いた分野があるという事実は残ります。
動いていない分野は2つ。
不動産とライフプランニングです。
不動産は7点で止まっていますが、これは6分野のなかで一番高い水準での足踏みです。
問題は、もう一方です。
ライフは、1回目も2回目も5/10。
一度も動いていません。
合計点だけを見ていたら、たぶん気づきませんでした。
33点が38点になった、5点増えた、合格ラインを超えた。
そこで終わっていたはずです。
分野に割って初めて、いちばん低い場所が2週間まったく動いていないことが見えました。
しかもライフは、8月26日の記事でも取り上げた分野です。
あのとき「ライフが弱いのではなく、ライフの中の社会保険と年金が弱い」と書きました。
場所まで特定していたのに、2週間後の模試でも点数は同じでした。
合計点は、上がった分野の数字で下がった分野の数字を覆い隠します。
今回はたまたま下がっていませんでしたが、止まっている分野は同じように隠れました。
38点のうち、何点が「わかって」取れたのか
もうひとつ、合計点では見えないものがあります。
わたしは模試を解くとき、判断がつかなかった選択肢に「?」を付けています。
消去法で残ったけれど自信がない、という印です。
今回、それを数えてみました。
約70個ありました。
問題は60問、選択肢は240個ですから、3割近くに「?」が付いていたことになります。
しかもこれは間違えた22問だけの話ではありません。
正解した38問のなかにも「?」は散らばっています。
たとえば問4。
国民年金の保険料についての問題ですが、4つの選択肢すべてに「?」を付けていました。
それでも答えは合っていました。
この1点は、実力で取った1点でしょうか。
本番で選択肢の言い回しが少し変われば、同じ1点が消えてもおかしくありません。
38点という数字は、こういう1点を含んだうえでの38点です。
合計点が分野の停滞を隠すのと同じように、1問ごとの中身も隠します。
いっぽうで、この「?」を付ける習慣そのものは残しておいてよかったと思っています。
付けていなければ、当たったかどうかしか残りませんでした。
同じ論点を、2回とも落としていた
1回目と2回目の答案を並べて、間違えた問題の論点を突き合わせてみました。
2回とも落としている論点が、8つ出てきました。
- 公的年金の繰上げ・繰下げ支給
- 国民年金基金
- 第三分野の保険
- 預金保険制度
- 決算書(損益計算書・貸借対照表)
- 借地借家法の借地権
- 取引相場のない株式の評価
- 小規模宅地等の特例
いちばんこたえたのは決算書です。
1回目も2回目も、「営業利益=売上総利益-販売費及び一般管理費」というまったく同じ知識を問われて、2回とも落としていました。
わたしは簿記3級を持っています。
損益計算書の並び順は理解しているはずです。
それでも、選択肢の言い回しを変えられると2回とも引っかかりました。
知らないから落ちているのではありません。
知っているのに落ちています。
だから、残り10日はこう使う
この8論点だけで、模試2回目で落とした22問のうち10問を占めています。
新しい範囲に手を広げるより、2回続けて転んだ場所を平らにするほうが早い、と判断しました。
優先順位はこう決めました。
- 決算書・財務分析(範囲が狭く、簿記の知識で取り返せる)
- 預金保険制度と第三分野の保険(範囲が狭い)
- 公的年金の繰上げ・繰下げと国民年金基金(止まっているライフの本丸)
- 小規模宅地等の特例と取引相場のない株式の評価(伸びている相続を続ける)
- 借地借家法の借地権
あわせて、今回「?」を付けた約70個も見直します。
当たった問題でも、当たり方が怪しいものは潰しておきたいからです。
9月13日に模試3回目を予定しています。
試験6日前の最終確認です。
そこでライフが動いているか、そして「?」の数が減っているかが、この10日間の答え合わせになります。
今週の間違いポイント一覧
各週で取り上げた論点をまとめました。気になる項目から読めます。
| 週 | 分野 | 論点 |
|---|---|---|
| 第1週 | — | (1周目のため特定の論点なし) |
| 第2週 | 相続 | 代襲相続は「相続放棄」では発生しない |
| 第3週 | 不動産 | 規約共用部分(独立性があっても共用にできる) |
| 第4週 | ライフ | 資産計算で使う6つの係数 |
| 第5週 | — | (学習ペースが落ち込んだ週) |
| 第6週 | 金融 | インバース型ETF(負の倍数で連動) |
| 第7週 | 不動産 | 不動産の投資分析(DCF法とIRR) |
| 第8週 | 相続 | 相続税は全問正解、なのに贈与税で7問落とした |
| 第9週 | 不動産 | 低層住居専用地域に隣地斜線制限はない |
| 第10週 | 金融 | 実技の金融資産運用は2周目でも戻りきらない |
| 第11週 | 相続 | 既視82%の相続が、初見では30%だった |
| 第12週 | 学習法 | 消えた20問も、結局は既視の数字だった |
| 第13週 | 学習法 | 合格ラインは超えたが、動いていない分野があった |
まとめ:この記事の楽しみ方
この記事は、合格(または不合格)の結果が出るまで毎週更新を続けます。
- これからFP2級を受ける方:必要な勉強時間のリアルな目安として
- 今まさに勉強中の方:同じ時期に頑張っている仲間の記録として
- FP3級を勉強中の方:3級の次のステップのイメージづくりに
ブックマークしておいて、週1回のペースで覗いてもらえるとちょうど更新されているはずです。それでは、また来週の報告で!


コメント