「簿記3級って、結局どれくらい勉強すればいいの?」——
これから受けようとしている方が、いちばん最初に気になるところだと思います。
ネットを見ると
「50時間でいける」「いや100時間は必要」
と数字がバラバラで、かえって不安になりますよね。
私はフルタイムで働く会社員(本業は一級建築士)で、しかも子育て真っ最中の30代後半。
まとまった勉強時間なんて、なかなか取れませんでした。
そんな私が、最終的に簿記3級に合格するまでにかかったのは 11ヶ月・ちょうど180時間です。
しかも私は、勉強を始めた日から合格の日まで、毎日の学習時間を記録し続けていました。
この記事では、その記録をもとに「いつ・何を・どれくらい」やったのかを、模試の点数や途中の中断まで含めて正直にお見せします。
同じように「仕事も家庭もあって時間がない」という方の、現実的なイメージづくりに役立つはずです。

180時間って、一般的な目安より多くない…?

そうなんです。
教材の目安は120時間でしたが、私は60時間オーバー。
なぜそうなったかも、記録を見ながら正直に話しますね。
📖 この記事でわかること
- ✅ 働きながら・子育てしながらの場合、簿記3級にどれくらいの期間と時間がかかるのか(実記録ベース)
- ✅ 180時間を11ヶ月でどう配分したか(講義・テキスト・問題集の内訳と月別の流れ)
- ✅ 模試で不合格レベルから合格まで巻き返した過程と、つまずきやすかった論点
結論:合格まで「11ヶ月・ちょうど180時間」かかりました
先に結論からお伝えします。
私が簿記3級に合格するまでにかけた時間と期間は、次のとおりです。
| 項目 | 実績 |
|---|---|
| 総勉強時間 | ちょうど180時間(10,800分) |
| 学習期間 | 約11ヶ月(2024年5月20日〜2025年4月17日) |
| 1日あたりの平均 | 約40分 |
| 使った教材 | クレアール(通信講座) |
| 教材の目安時間 | 120時間(私はそれより60時間多かった) |
| 問題集の周回数 | 5周 |
| 試験方式・結果 | CBT試験で合格(2025年4月17日) |
学習時間の内訳は、次の3つに分かれます。
| 学習の種類 | 時間 | 期間 |
|---|---|---|
| ①講義動画の視聴 | 約35.5時間 | 5/20〜6/19(約1ヶ月・1.25倍速で視聴) |
| ②テキスト例題 | 約22.5時間 | 〜7/4 |
| ③問題集・模試 | 約122時間 | 〜4/17(いちばん時間をかけたところ) |
| 合計 | 約180時間 | 約11ヶ月 |
一般的に、簿記3級の勉強時間は「50〜120時間ほど」と言われることが多いです。
私の180時間はそれより多めですが、これは後述するとおり「本業の研修で約1ヶ月半まるごと中断し、取り戻しに時間がかかった」ことが大きな理由です。

“最短何時間”より、“自分のペースなら何ヶ月かかるか”をイメージするほうが、挫折しにくいですよ。
なぜ180時間・11ヶ月もかかったのか

正直に言うと、もっと短時間で受かる人もたくさんいます。
私が11ヶ月かかったのには、はっきりした理由があります。
理由1:フルタイムの会社員で、本業が忙しかった
私の本業は一級建築士(構造設計)です。
設計の仕事には繁忙期があり、まったく机に向かえない日もありました。
理由2:子育て中で、まとまった時間が取れなかった
30代後半で子育て真っ最中。
記録には「子どもの看病のため勉強できず」という日も残っています。
勉強は基本的に「スキマ時間のかき集め」でした。
理由3:本業の研修で、約1ヶ月半まるごと中断した
これが180時間まで膨らんだ最大の原因です。
2024年10月下旬から12月中旬まで、本業の研修に追われて簿記の勉強はほぼ止まりました。
約1ヶ月半ぶりに再開したとき、覚えていたはずのことをかなり忘れていて、
思い出すのに時間がかかりました。

正直、研修が始まる前に試験を受けきってしまいたかった、というのが本音です。
中断は思った以上に痛手でした。

自分も途中で忙しくなりそう…他人事じゃないなあ。

だからこそ“いつ受けるか”の計画は大事です。
忙しい時期が読めるなら、その前に受けきるのがおすすめです。
【目玉】月別・期間別の勉強スケジュール(全記録)
学習記録スプレッドシートをもとに、11ヶ月の流れを振り返ります。
| 時期 | 主にやったこと | メモ |
|---|---|---|
| 2024年5月下旬〜 6月中旬 | クレアールの講義動画でインプット (1.25倍速) | 簿記の概念がゼロからで、 最初は理解に苦戦 |
| 6月中旬〜 7月上旬 | テキスト例題を完了(7/4)/ 問題集を開始 | 講義動画は6/19に視聴完了 |
| 7月〜9月 | 問題集を周回(2巡)/ 9月に直前答練に挑戦 | 直前答練は50〜65点で 不合格レベル |
| 10月下旬〜 12月中旬 | 本業の研修でほぼ休止 (約1ヶ月半) | 再開後はリハビリから |
| 12月中旬〜 2月 | 問題集を回し直し、5巡を完了 (2/27) | 間が空いた分を取り戻す期間 |
| 3月〜4月 | 公開模試・CBT予想問題で 総仕上げ | 本番に向けてスピードアップ |
| 2025年4月17日 | 合格! | 累計ちょうど180時間 |
ポイントは、いちばん時間をかけたのが「問題集・模試」で約122時間だったことです。
インプット(講義+テキストで約58時間)より、
手を動かすアウトプットに倍以上の時間をかけました。
簿記は「読んで分かる」より「自分で仕訳を書けるか」が勝負だと、
記録を振り返って改めて感じます。
ちなみに問題集は5周しましたが、各周を終えた日はこんなペースでした。
1周目=7/20 (約55日) → 2周目=8/21(約32日)→ 3周目=10/19(約30日)
→(約1ヶ月半の中断)
→ 4周目=1/27(約42日) → 5周目=2/27(約30日)。
中断のあと、4周目でブランクを取り戻すために時間がかかっていますが、5周目で一気にペースが戻っているのが自分でも分かります。

ペースが乱れても、“やめなければ”いつか終わります。
私も1ヶ月半止まりましたが、戻ってこられました。
模試は不合格レベルだった——そこからの巻き返し

正直に書きます。
9月の時点でクレアールの直前答練(模試)を受けたとき、点数は合格点(70点)に届かず、不合格レベルでした。
でも、そこから問題集を回し直して巻き返し、翌年の春には合格点を超えるところまで持っていけました。
実際の点数の推移がこちらです。
| 模試 | 24年9月(1回目) | 25年3月(2回目) |
|---|---|---|
| 直前答練 第1回 | 60点 | 87点 |
| 直前答練 第2回 | 64点 | 86点 |
| 直前答練 第3回 | 52点 | 72点 |
| 公開模試 | 44点(3/3) | 78点(3/21) |
※合格点は70点。
9月はすべて不合格レベルでしたが、3月にはすべて合格ラインを超えました。
最初の点数が悪くても、やり方しだいで十分に巻き返せる、というのが私の実感です。
ここで焦らず、問題集をもう一度回し直したのが結果的によかったと思います。
間違えた問題には記録をつけていて、振り返ると 試算表・売上原価・精算表・財務諸表・伝票 のあたりで間違いが集中していました。
この5つには、はっきりした共通点があります。
どれも「複数の処理を、最後にまとめて1つの表に仕上げる」タイプの問題だということです。
ひとつひとつの仕訳はできても、それを集計して表に落とし込む段階でミスが出ました。
逆に言えば、ここを重点的に練習すれば得点は安定します。
簿記3級は仕訳が基本ですが、合否を分けるのは「まとめ系の問題(試算表・精算表・財務諸表)を、どれだけ正確に・速く解けるか」だと、自分の間違い記録を振り返って実感しました。
(※具体的な問題文は、問題集に著作権があるので転載していません。
あくまで「どの論点でつまずいたか」を記録から整理しています。)
苦手なところが分かれば、あとはそこを重点的に直すだけです。
私はこの「弱点の見える化」で、不合格レベルから合格まで持っていけました。

模試でE判定でも大丈夫。
どこを間違えるかが分かれば、それはもう伸びしろでしかありません。
使った教材:独学ではなく「クレアール」を選びました

ここが、忙しい社会人にとって意外と大事なポイントです。
私は独学ではなく、通信講座のクレアールを使いました。
そもそも私が簿記を受けた目的は、「試験に受かること」そのものより、「簿記という考え方を理解すること」でした。
だからこそ、自己流でつまみ食いするより、体系立った講義で順番に学べるほうが合っていると考えました。
私がクレアールを選んだ決め手は、大きく2つでした。
ひとつは、ほかの大手スクールと比べて価格が手ごろだったこと。
もうひとつは、お金の勉強でよく見ていたリベ大(両学長)で紹介されていたのを見て、信頼できそうだと感じたことです。
「手の届く価格で、信頼している人がすすめている」
——この2点が、独学ではなくクレアールを選んだ理由でした。
実際に使ってみて、独学とクレアール(通信講座)の違いを忙しい人の目線で整理すると、こんなイメージです。
| 項目 | 独学 | クレアール(通信講座) |
|---|---|---|
| 費用 | 安い(テキスト代のみ) | テキスト代より高い |
| 学ぶ順番・範囲 | 自分で組み立てる必要あり | カリキュラムに沿える |
| スキマ時間 | テキスト中心になりがち | 講義動画でインプットしやすい (私は1.25倍速) |
| つまずいたとき | 自力で解決 | 講師の解説で理解できた |

“安さ”だけ見れば独学です。
でも私は“続けられて、ちゃんと理解できるか”を優先しました。
時間がない人ほど、ここは重要だと思います。」
クレアールを使ってみた正直な感想(ダイジェスト)
実際に11ヶ月使ってみて感じたことを、かいつまんでお伝えします。
良かった点
- 講義が1.25倍速で見られて、スキマ時間でインプットを進められた
- 画面越しでも講師の解説が分かりやすく、概念の理解が進んだ
- 問題1問につきチェックボックスが5つある学習計画表があり、「5周する」という目標を持って進められた
注意しておきたい点
- クレアールの「公開模試」は本番よりかなり難しめに感じました(難易度の体感は後述)
- 動画を含めて教材のボリュームはあるので、見る時間の確保は必要
※ここは要点だけにとどめ、詳しい使用感(コース内容・価格・サポートなど)は別記事で1本まるごとレビューする予定です。
📝 関連記事(作成予定):「クレアール簿記3級の評判は?実際に使った会社員の正直レビュー」
試験の難易度は?体感での比較
参考までに、私が受けた問題の難易度を体感で並べると、こうなりました(難しい順)。
1. クレアールの公開模試(いちばん難しく感じた)
2. クレアールの直前答練
3. CBT予想問題
4. 本番のCBT試験(いちばん易しく感じた)
本番は、CBT予想問題より第3問の設問が1〜2問少なく、制限時間にも余裕がありました(あくまで私の体感です)。
難しい模試で鍛えておくと、本番が楽に感じられる——という意味では、クレアールの模試はいい負荷だったと思います。
これから受ける会社員の方へ:私からのアドバイス
最後に、同じように「働きながら・家庭がありながら」挑戦する方へ、
私の経験からのアドバイスです。
コツ1:忙しくなる時期の“前”に受けきる計画を立てる
私は本業の研修で1ヶ月半中断し、それが余計な時間につながりました。
繁忙期や研修の予定が読めるなら、その前に試験日を設定するのがおすすめです。
コツ2:インプットよりアウトプットに時間を割く
私の記録でも、問題集・模試に約122時間と、講義の倍以上かけていました。
手を動かすほど力がつきます。
コツ3:間違いを記録して“弱点を見える化”する
どの論点で間違えるかを記録すると、復習が一気に効率化します。
私はこれで不合格レベルから巻き返せました。
コツ4:独学か通信かは「自己管理が得意かどうか」で決める
自分で計画を立てられる人は独学でも十分。
「時間がない・続けられるか不安」という人は、通信講座に頼るほうが結果的に近道、
というのが私の実感です。
まとめ:忙しくても、続ければ11ヶ月で届く

- 私(子育て中・フルタイム会社員・一級建築士)が簿記3級に合格するまでにかかったのは 11ヶ月・ちょうど180時間
- 時間が膨らんだ最大の理由は「本業の研修で約1ヶ月半中断したこと」
- 模試では不合格レベルだったが、弱点を記録して巻き返し、CBT試験で合格
- 忙しい社会人だからこそ、独学ではなく続けやすい通信講座(クレアール)を選んだ
勉強時間の数字は人それぞれですが、大事なのは「自分の生活で続けられる形」を見つけることだと思います。
1年近く毎日記録を続けたことで、簿記の知識だけでなく継続する力もついた気がします。
この記録が、これから挑戦する方のイメージづくりの助けになればうれしいです。
関連記事
- FP3級シリーズ(お金の資格つながり)→ FP3級まとめページ
- クレアール簿記3級の正直レビュー(準備中)
- 簿記3級でつまずきやすい論点(5周分の記録で検証)(準備中)

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