「FP2級って、実際どれくらい勉強すれば受かるんだろう?」
ネットで調べると「150〜300時間」と幅のある情報ばかりで、いまいちピンと来ませんよね。
私も同じでした。
そこでこの記事では、FP3級に独学で合格した一級建築士の私が、FP2級に「200時間計画」で挑戦するリアルタイムの記録を毎週更新で公開します。
- 実際に何時間勉強しているのか(スプレッドシートで毎日記録)
- どの教材を使って、どこでつまずいたのか
- 仕事と家庭がある社会人が、どうやって勉強時間を捻出しているのか
きれいにまとまった「合格体験記」ではなく、進行中の生の記録です。
これからFP2級を受ける方は、同じ時期に勉強している仲間の記録だと思って、
ときどき覗きに来てもらえたらうれしいです。
この挑戦のルール(2026年6月11日スタート)
最初に、今回の挑戦の条件をまとめておきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 挑戦者 | こいちろ(一級建築士・FP3級合格済み) |
| 学習開始日 | 2026年6月11日 |
| 目標学習時間 | 200時間 |
| 1日の目安 | 2時間(スキマ時間で上積み) |
| 受験予定 | 2026年9月中旬(CBT方式・約100日後) |
| 記録方法 | スプレッドシートに毎日、分単位で記録 |
目標の200時間は、ネット上でよく見る「FP2級の必要勉強時間150〜300時間」の真ん中あたりを取った数字です。
1日2時間×100日=200時間という計算ですが、平日に2時間取れない日も当然あるので、通勤や昼休みのスキマ時間で上積みしていく作戦です。
なぜ一級建築士がFP2級を受けるのか
私は普段、工場や倉庫の構造設計をしている一級建築士です。
そんな私がFPを学ぶ理由は3つあります。
1つ目は、FP3級で「お金の知識が仕事に直結する」と実感したからです。
特に不動産分野は建築基準法や都市計画法など、建築士の実務知識とかなり重なっていて、「これは武器になる」と感じました。
2つ目は、自分と家族のお金の判断に自信を持ちたいからです。
住宅ローン、保険、教育資金、税金。
FP3級レベルでも家計の見え方が変わったので、2級でさらに実践レベルに引き上げたいと思っています。
3つ目は、正直に言うと、このブログのためです。
FP3級の学習記録をブログにしてきた経験から、「リアルな学習記録こそ、これから受験する人の役に立つ」と分かったからです。
使用教材は「合格のトリセツ速習問題集」+ノウン
教材は次の2つに絞りました。
- FP2級・AFP 合格のトリセツ 速習問題集 2025-26年版(LEC)
- ノウン(KnoWn):問題集に付属するデジタル学習アプリ
トリセツはFP3級でも定番の人気シリーズです。
そして今回の主役は付属アプリのノウン。
スマホで問題演習ができて、こんな機能があります。
- 1問ごとの正誤・所要時間を自動記録
- 「完璧/あやふや/未習熟」の理解度を自己申告でタグ付け
- 「間違えた問題」「自信のない問題」だけを抽出して解き直し
- 正解率や理解度のグラフ表示
「正解したけど、あやふや」な問題を見える化できるのが特に気に入っています。
2級で一番怖いのは、この「なんとなく正解」ゾーンだからです。
勉強記録(毎週水曜に更新)
ここからが本編です。
毎週水曜日に、その週の記録を追記していきます。
第1週(2026年6/11〜6/17)
学習スタート1週目。
問題集の1周目に取りかかりました。
- 今週の学習時間:10時間8分(608分)
- 累計:10.1時間 / 200時間(達成率 約5%)
- 残り:189.9時間
- 進んだ範囲:ライフプランニング → リスク管理 → 金融資産運用(終了)→ タックスプランニング(36問中23問目まで)
今週の手応え(1周目の正答率)
| 分野 | 正答率 |
|---|---|
| ライフプランニング | 17/38(45%) |
| リスク管理 | 15/34(44%) |
| 金融資産運用 | 17/35(48%) |
| タックスプランニング | 11/23(48%・途中) |
1周目はほぼ初見なので、半分弱でOKと割り切っています。
間違いの理由を見ると、そのほとんどが「まだ覚えていない」で、
解き方を取り違えたミスはごくわずか。
方向性は間違っていないと確認できました。
特に手こずったのは中小法人の資金計画・社会保険・保険の税金・債券まわり。
逆に株式や金融商品の税金は手応えあり。
2周目はこの弱点分野を厚めに回します。
第2週(2026年6/18〜6/24)
タックス・不動産・相続の3分野で1周目を走り切り、
週末からはライフプランニングの2周目に入りました。
- 今週の学習時間:9時間9分(549分)
- 累計:19.3時間 / 200時間(達成率 約10%)
- 残り:180.7時間
- 進んだ範囲:タックスプランニング(24→38問完了)→ 不動産(33問完了)→ 相続・事業承継(39問完了)→ ライフプランニング2周目(スマホで通し → PCで誤答のみ復習)
今週の手応え(1周目の正答率)
| 分野 | 正答率 |
|---|---|
| タックスプランニング | 18/36(50%) |
| 不動産 | 15/33(45%) |
| 相続・事業承継 | 14/39(35%) |
数字だけ見ると相続が苦戦中ですが、3分野とも「誤り理由」は 100%「覚えていない」 でした。
解き方を取り違えたわけではなく、純粋に知識のストックが追いついていないだけ。
方向性は間違っていないと確認できたのが今週いちばんの収穫です。
分野ごとの手応えは、
- タックス(50%):
所得控除と損益通算は健闘。
一方で消費税の簡易課税まわりは「数字をひとつ間違えると即アウト」のものが多く、要再確認。 - 不動産(45%):
本業(建築士)の知識が活きて、理解度「完璧」が18%とトップ。
借地借家法・建ぺい率・登記まわりは安定。 - 相続(35%):
完璧わずか5%。
配偶者居住権、遺留分、自筆証書遺言の保管制度など、要件と数字が混じる論点でほぼ全滅。
完全な新領域なので、ここはあと2周で塗り潰します。
200時間計画に対する乖離は今週末で 約-9時間。
平日朝のスキマ時間が今週はうまく機能していて、なんとかペースを保てています。
今週の間違いポイント:代襲相続は「相続放棄」では発生しない
今週いちばん印象に残ったのが、代襲相続の発生事由の問題でした。
「相続放棄した子の孫が、代わりに相続するんだろう」と思い込んでいて、見事に間違えました。
正しくは、代襲相続が発生するのは次の3つだけです。
- 被代襲者の 死亡
- 相続 欠格
- 推定相続人の 廃除
相続放棄は「最初から相続人ではなかった」という扱いになるので、その下の世代(孫など)に相続権が下りていきません。
「死亡・欠格・廃除はOK、放棄はNG」――この4つで丸ごとセット記憶にすると、もう迷わなくなりました。
週末からはライフプランニングの 2周目 に着手。
スマホで通しで解いて、間違えた問題だけPCで深掘りするという2段構えに切り替えました。
1周目で「なんとなく正解」だった社会保険や中小法人の資金計画が、2周目でようやく理解の手応えに変わりつつあります。
第3週(2026年6/25〜7/1)
今週の学習時間:10.95時間(累計30.2時間 / 目標200時間の15%達成)
試験日(9月19日)まで、あと80日となりました。
今週やったこと
- PCで1周目に間違えた問題を1問1答で復習
(リスク管理→金融資産運用→タックスプランニング→不動産へ) - スマホの「ノウン」で2周目学習を開始
(リスク管理・金融資産運用・タックスプランニング完了)
「解いて→間違えて→復習する」のループが定着してきました。
土日は少し失速したので、平日夜と朝の時間帯を意識的に確保していきたいところです。
今週の間違いポイント:「規約共用部分」
不動産分野で1問間違えました。
構造上の独立性と利用上の独立性を備えた建物の部分は、区分所有法上の共用部分とすることはできない。
私は迷わず「◯」を選びました。
独立した部屋として成立しているなら、みんなで使うものにはできないだろう、と思ったからです。
正解は「✗」でした。
独立性を備えた部分でも、規約で定めれば共用部分にできるんです。
これを「規約共用部分」と言います。
分譲マンションで例えると、管理人室・集会室・トランクルーム・ゲストルームなど。
単独で部屋として成立しているけれど、住民みんなで使うものとして規約で決められています。
ちなみに規約共用部分には、その旨を登記する必要があります。
一級建築士として物件の設計に関わってきましたが、この「規約共用部分」は登記実務でも意識される項目です。
図面上は独立した部屋でも、規約と登記で「共用部分」と宣言されている場合、その部分だけを切り出して売買することはできません。
FP2級の試験では、区分所有法の細かいルールは「知っているか知らないか」で正誤が分かれます。
「独立性がある部分」=「共用にできない」と早合点しないよう、選択肢を最後まで慎重に読む癖をつけたいと思います。
第4週(2026年7/2〜7/8):累計41.5時間(達成率21%)
今週は677分(約11.3時間)勉強しました。
間違えた問題だけの復習が、全6章分終わりました。
そのまま問題3周目に突入しています。
今週の学習時間:11.3時間(累計41.5時間 / 目標200時間の21%達成)
今週の手応え(3周目へ)
3周目のライフプランニングは、38問中28問正解(正解率73%)。
2周目の52%から、21ポイント伸びました。
特に全滅に近かった「中小法人の資金計画」が持ち直したのは、間違い直し復習の成果だと思います。
一方で「公的年金の基本」はまだ6問も間違えていて、ここが今の最大の弱点です。
今週の間違いポイント:資産計算で使う6つの係数
2周目では「完璧」の自己評価で正解していた問題を、3周目で落としました。
6つの係数は名前が似ているうえに、「増やす系」と「取り崩す系」を逆に選びがちです。
できたつもりの論点ほど、時間が空くと抜ける。
これが一番怖いと実感した1問でした。
来週はリスク管理の3周目を進めます。
第5週(2026年7/9〜7/15):累計44.7時間(若干失速💦)
今週の勉強時間:190分(約3.2時間)
累計:44.7時間 / 200時間(達成率22%)
試験まで:あと66日
今週は、正直に書きます。
本業が立て込み、ワールドカップ観戦も重なって、勉強できない日が続きました。
火曜と水曜はゼロ。
「明日からギヤを上げよう」と言い聞かせながら、なかなか机に向かえない1週間でした。
ただ、これは想定内でもあります。
もともと「ワールドカップ期間は最低ラインを維持する」と決めていて、集中投下は7/21以降の計画だからです。
木・土・日・月は、リスク管理の3周目と不動産の2周目を少しずつ進められました。
完璧ではないけれど、ゼロで終わらせなかったこと。
それが今週の小さな収穫だと思っています。
来週からは、いよいよギヤを上げていきます。
第6週(2026年7/16〜7/22):累計52.8時間(達成率26%)
- 累計学習時間:52.8時間(達成率26%)
- 残り必要時間:147.3時間 / 試験(9/19)まであと59日
ワールドカップ観戦モードが明けて、今週から本格的に「ギアを上げる」宣言どおりの1週間でした。
先週の達成率22%から26%に前進です。
今週の復習ラウンドと正答率
今週は各分野の2〜3周目をまわして、今の実力を数字で確認しました。
| 分野 | 周回 | 正答率 |
|---|---|---|
| リスク管理 | 3周目 | 17/34(50%) |
| 不動産 | 2周目 | 18/33(54%) |
| 金融資産運用 | 3周目 | 25/35(71%) |
| 相続・事業承継 | 2周目 | 22/39(56%) |
| タックスプランニング | 3周目 | 着手中 |
3周目まで進んでいる金融資産運用は71%と、いちばん手応えが出てきました。
一方で、まだ2周目の不動産と相続は50%台どまり。
特に不動産の「税金と特例」、相続の「贈与税」は“不正解”がずらりと並び、ここが今の伸びしろだとハッキリわかりました。
数字にすると、逃げずに向き合えますね。
今週の間違いポイント:インバース型ETF
インバース型ETFは、基準となる指標の変動率に「負の」倍数を乗じて算出されます。
うっかり「正の倍数」と読み替えるとバツ。
基準指標と“逆”に動くのがインバース(=逆)型、と名前どおりに覚えるのがコツです。
第7週(2026年7/23〜7/29):累計61.0時間(達成率30%)
- 累計学習時間:61.0時間(達成率30%)
- 残り必要時間:139.1時間 / 試験(9/19)まであと52日
今週はタックスプランニングと不動産の3周目を終え、3周目で残すのは相続・事業承継のみとなりました。スマホでの4周目もライフとリスクが完了しています。
今週の正答率
| 分野 | 周回 | 正答率 |
|---|---|---|
| ライフプランニング | 4周目 | 76% |
| 不動産 | 3周目 | 75% |
| リスク管理 | 4周目 | 61% |
| タックスプランニング | 3周目 | 58% |
先週50%だったリスク管理が61%まで上がり、2周目で54%だった不動産も75%へ。
合格ライン60%を、6分野中4分野で超えました。
一方でタックスは58%とあと一歩。
確定申告・法人税・住民税と後半がまるごと弱いので、次の周回の重点はここです。
今週の間違いポイント:不動産の投資分析(DCF法とIRR)
今週いちばん沈んだのが「不動産の有効活用と投資分析」で、4問中3問を落としました。
正答率25%です。
DCF法は、その不動産が将来生み出す家賃収入と、最後に売ったときの価格を、すべて「今のお金の価値」に割り引いて合計する方法です。
1年後の100万円は、今の100万円より価値が低い——この考え方が土台になります。
IRR(内部収益率)は、その割引率をどこまで上げれば「投資額=将来収入の現在価値」で釣り合うか、という数字。
IRRが自分の目標利回りを上回っていれば、その投資は合格ということになります。
一期間の純収益を利回りで割るだけの直接還元法と混同しやすいのですが、
複数年のキャッシュフローと売却価格まで見るのがDCF法、
と押さえると区別できます。
建物を建てる側の仕事をしていると、つい「いくらで建つか」に目が向きます。
でも投資家が見ているのは「その建物が何年かけていくら生むか」。
同じ建物を、まったく違う物差しで見ているわけです。
ここが腹落ちすると、ただの暗記ではなくなりました。
まとめ:この記事の楽しみ方
この記事は、合格(または不合格)の結果が出るまで毎週更新を続けます。
- これからFP2級を受ける方:必要な勉強時間のリアルな目安として
- 今まさに勉強中の方:同じ時期に頑張っている仲間の記録として
- FP3級を勉強中の方:3級の次のステップのイメージづくりに
ブックマークしておいて、週1回のペースで覗いてもらえるとちょうど更新されているはずです。それでは、また来週の報告で!


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