FP3級の不動産分野は、土地の価格から登記、宅建業法、建ぺい率のような法令の制限、そして税金や特例まで、とにかく範囲が広く、似た言葉のひっかけも多いところです。「どこから手をつければいいか分からない」「特例の数字がごちゃごちゃになる」という声をよく聞きます。
このページは、不動産が本業の一級建築士である運営者が、FP3級の不動産分野を「丸ごと一望できる地図」としてまとめたものです。各テーマの要点をやさしく紹介し、くわしい解説記事に進めるようにしています。最初から順に読んでも、苦手なテーマだけつまみ食いしてもOKです。気になるところからどうぞ。
① 不動産の価格と調査(4つの価格・登記・公信力)
不動産には「4つの価格」があり、ここを整理できるかが最初の関門です。さらに、その不動産が誰のものかを示す「登記」の仕組みも、公信力という独特の論点でつまずきがちです。
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- 相続税路線価はなぜ公示価格の80%?3つの理由
- 固定資産税評価額の70%ルールと3年ごとの評価替え(人気記事)
- 権利部(甲区・乙区)所有権と抵当権はどこに記録される?
- 公信力とは?登記に「ない」理由と対抗力との違い
② 不動産の取引(宅建業法と借地借家法)
不動産の売買や賃貸には、買主・借主を守るためのルールがあります。宅建業法の制限(手付金・媒介契約など)と、借地借家法(普通借家と定期借家の違い)が頻出です。
- 専任媒介契約の有効期間は3カ月(6カ月は誤り)
- 手付金の上限は売買代金の2割(宅建業者の制限)
- 契約不適合責任は「1年以内」?通知ルールを具体例で
- 定期借家契約の終了通知「6か月前ルール」(人気記事)
- 定期借家は更新拒絶に「よほどの理由」が不要(正当事由)
- 普通借家の契約期間「1年未満だとどうなる?」
③ 不動産に関する法令上の制限(建ぺい率・用途地域・農地法)
ここはこのサイトで一番人気のテーマです。建ぺい率・容積率や用途地域など、建物を建てるときのルールを、建築士の実務目線で解説しています。
④ 不動産を取得・保有するときの税金
不動産を買ったとき・持っているときにかかる税金です。特例で税額が下がる条件が、よく問われます。
⑤ 不動産を売ったときの税金(譲渡所得とマイホーム特例)
不動産を売ったときの税金は、特例の数字(3,000万円・10年・6,000万円…)が混ざりやすい最難関です。1つずつ整理しましょう。
- 短期譲渡と長期譲渡の違い|所有期間「5年」の数え方
- 相続税の取得費加算の特例|売却期限の「3年ルール」
- マイホーム3,000万円特別控除|「住まなくなった日から3年」(人気記事)
- 居住用財産の3,000万円控除|所有期間の要件は不要
- 居住用財産の軽減税率|10年超所有・6,000万円までが14.21%
- 居住用財産の買換え特例|10年超・1億円以下の覚え方
- 特定居住用財産の譲渡損失|損益通算と繰越控除は最長何年?
- 空き家特例|譲渡対価は1億円以下が要件
⑥ 不動産の有効活用(土地活用・利回り)
土地をどう活かすか。利回りの計算や、代表的な土地活用の方式(建設協力金・等価交換)が問われます。
不動産が分かったら、合格へ向けて
不動産の全体像がつかめたら、あとは過去問で「間違いから学ぶ」をくり返すのが合格への最短ルートです。独学の進め方や教材選びは、次のページにまとめています。