この記事は、自分で申し込んだスタディングの無料体験をもとに書いています。
「スタディングの一級建築士講座は安いけれど、本当に大丈夫なのか」。
資格学校の何分の一という値段を見て、かえって不安になっていませんか。
この記事で分かること
- スタディング一級建築士講座が合う人・合わない人
- 無料体験でどこまで見られるか(見られないもの)
- 資格学校(日建学院)との一番の違い
- 料金・特典と、製図で気をつけること
- 評判でよく見る5つの心配への答え
書いている私は、一級建築士と構造設計一級建築士です。
一級建築士は日建学院に通って、学科4回・製図2回、合格まで5年かかりました。
学科では足切りも2回しています。
その私が、2026年10月13日から11月3日までの22日間、スタディングの無料体験を使いました。
学習レポートの記録で約7時間(画面を開いていた時間を含みます)です。
うまくいかなかった受験生の目で見た「合う・合わない」が分かるので、申し込む前に自分に向いているかを判断できます。
一級建築士の難易度・合格率は?学科4回・製図2回、合格まで5年かかった私の本音
結論:スタディングはどんな人に合う?合わない?
スタディングは、通学の時間が取れず、スキマ時間にスマホで勉強したい人に合います。
図や紙で、体系立てて理解したい人には合いにくい講座です。
22日間使ってみた私の結論です。
合う人
- 仕事や家庭で、通学の時間が取れない人
- スキマ時間にスマホで勉強したい人
合わない人
- 図や紙で理解したい人
- 体系的に理解したい人
講座のはじめの講義でも、「建築学の体系的な学習ではなく、試験対策の学習」だとはっきり断っています。
体系的に学びたい人には合わない、というのは講座の考え方そのものです。
💬 こいちろの体験談
自己の成長が可視化され、ゲーム感覚で勉強できるように思えたので、そういうのが好きな人には勧めます。

まずは自分がどちらに当てはまるか、チェックしてみてください。

スタディング一級建築士の評判・口コミは?よく見る5つの声に答えます
評判でよく見る心配は、「安すぎて不安」「製図」「紙のテキスト」「一人で続くか」「合格率」の5つです。
無料体験を22日間使った私の答えを、短くまとめます。
| よく見る声 | 体験した私の答え | 詳しく書いた章 |
|---|---|---|
| 安すぎて不安 | 学科の教材としては十分。製図は別に考える | 注意点:製図 |
| 製図は通信で大丈夫? | 私には言い切れない。添削は試していない | 注意点:製図 |
| 紙のテキストがない | ない。WEBテキストを印刷はできる | よくある質問 |
| 一人で続けられる? | 勉強する環境を自分で作れる人向け | 一番の違い |
| 合格率は? | 公表されていない | 料金・コース・特典 |
安さについて、学科は講義・問題集・AI問題復習がそろっていて、値段の割に足りないとは感じませんでした。
ただし、無料体験に1級の法規と施工はないので、この2科目の中身は確かめていません。
続けられるかについては、苦手な問題を出してくれる仕組みや、成長が見える画面は、続ける助けになります。
それでも、机に向かう時間を作るのは自分です。
私は日建学院に通っていた1年目も、環境は整っていたのに自分が走れていませんでした。
自分で勉強の環境を作れそうにない人は、まず通学を考えたほうがいいと思います。
無料体験でどこまで見られる?
無料体験で見られるのは、1級・2級あわせて全32レッスンです。
1級の「法規」と「施工」は、無料体験にはありません。
2026年11月3日に、学習フローの画面で数えました。1級で見られるのは、次のとおりです。
- 計画:講義(計画0・計画3 病院・高齢者施設など)、スマート問題集、セレクト過去問集(計画1)
- 環境・設備:講義(環境・設備0・環境・設備1 日照と日射)、スマート問題集、セレクト過去問集(環境・設備1)
- 構造:構造力学の講義4つ(構造18〜21)だけ。材料や構造一般はありません
- 製図:製図対策講座(学習のポイント・図面作成の手順)
- ガイダンス:1級建築士まるわかりセミナーなど
法規と施工は、無料体験では中身を確かめられません。
施工は2級の講義だけが入っています。
法規の講義を見てから決めたい人は、無料体験だけでは判断できないので注意してください。
スマホは「アプリ」ではなく「ブラウザ」で見た
スマホでは、アプリではなくブラウザ(SafariとChrome)で見ました。
講座の画面のアプリの欄に「このアプリでは購入したコースが利用可能です」と書かれていたからです。
スマホで見た講義の続きを、パソコンで開いたときにそのまま見られました。
端末をまたいでも、続きから再開できます。
「約7時間」は勉強した時間ではない
学習レポートの記録は、10月13日〜11月3日の22日間で7時間17分でした。
ただし、画面には「本サイトを利用している時間を自動集計しているため、実際の学習時間と異なる場合があります」と書かれています。
画面を開いていた時間も入るので、「7時間勉強した」という意味ではありません。
日建学院に5年通った私が感じた、一番の違い
一番の違いは、自分の弱点を講座のほうで見つけて、繰り返し出してくれることです。
日建学院では、自分の理解度を問題ごとに分析する仕組みは、私が通っていた頃はありませんでした(今は変わっているかもしれません)。
苦手な所を探すのは、自分の仕事でした。
スタディングでは、問題を解くたびに理解度が記録され、「AI問題復習」が次に復習する日を決めて出してくれます。
💬 こいちろの体験談
目標点がわかるのもそうだけど、自分の苦手とする問題を自動的に繰り返し出題してくれるのは、助かるなと思いました。
科目ごとの「目標点」が最初に示される
計画の最初の講義で、分野ごとの目標点が示されました。
たとえばWEBテキストには、計画の目標得点は14〜15点(苦手なら13〜14点)、足切りは11点前後と書かれていました。
環境・設備でも、環境工学は10点中8点、建築設備は9点中7点、という配分が示されています。
足切りで2回落ちた私にとって、ここはかなり大きな違いです。
💬 こいちろの体験談
日建では科目ごとの目標点数の設定はしていなかった。明確な目標ができるのは個人的にはポジティブに捉えることができる。
日建学院とスタディングの比較表
日建学院の欄は、私が通っていた当時の記憶です。
今の日建学院とは違う所があるかもしれません。
| 項目 | 日建学院 (私が通っていた頃) | スタディング(無料体験) |
|---|---|---|
| 科目ごとの目標点 | 説明はなかった | 講義の最初に示される |
| 講義の速さ | 教室でみんなで見るので変えられない | 0.5〜3倍速で変えられる |
| 問題の形 | 本番と同じ四肢択一 | スマート問題集は一問一答の◯×、セレクト過去問集は四肢択一 |
| 自分の理解度 | 問題ごとに分析する仕組みはなかった | 問題ごとに記録され、AIが復習日を決める |
| ほかの受験生との比較 | ミニテストと模試くらい | 問題ごとに受講者全体の正答率が見える |

苦手を探す手間が減る分、解く時間に回せます。
一級建築士のやってはいけない勉強法5選|学科4回・足切り2回で学んだ失敗談
実際に使ってみた機能と、気になった点
講義・問題集・AI問題復習・AIマスター先生を使いました。
良い所だけでなく、気になった所もそのまま書きます。
講義(動画)とWEBテキスト
講義は、動画とWEBテキストを同時に見られます。
スマホでは、画面の上が動画、下がテキストになりました。
1本は5分弱ずつに区切られているので、昼休みにも見られました。
一方で、字幕は設定画面で見つけられませんでした。
💬 こいちろの体験談
動画のまとめでは、文章が多めなのでイラストがあるとイメージしやすい(覚えやすい)と感じた。
スマート問題集・セレクト過去問集
スマート問題集は一問一答の◯×形式で、問題ごとに受講者全体の正答率が出ます。
気になった問題には「要復習」の印をつけられます。
解説の図の多さは、科目で違いました。
計画は文章が多めでした。
環境・設備のセレクト過去問集は、図の入った解説がかなりありました。
💬 こいちろの体験談
文章問題(例題)の解説パートは文章が多めだったので、図で解説してくれると理解がしやすくなると思う。字ばかりだと眠くなる。
最初は問題集の場所が分かりにくいので注意してください。
左のメニューに「問題集」という項目はありません。
スマート問題集は「学習フロー」の中の、講義の次にあります。
AI問題復習
問題を解いた結果から、AIが問題ごとに次に復習する日を決めます。
間違えた問題は短い間隔で、分かっている問題は長い間隔で出てきます。
無料体験でも、AIにおまかせする「AIモード」と、条件を自分で決める「カスタムモード」の両方を使えました。

AIマスター先生に、一級建築士として2つ質問してみた
AIマスター先生は、分からないことを文章で質問すると、生成AIが答えてくれる機能です。
無料会員は月5回まで質問できます。
11月の残りを使って、私が受験生の頃につまずいた所を2つ聞きました。
1つ目は、環境・設備の「ガラスの日射熱取得率」です。
図を思い浮かべられるように説明してほしい、と頼みました。
答えは結論から始まり、文字の図、断熱との違いの表、夏と冬の例が続きました。
AIマスター先生の答えに出てきた「図」は、画像ではなく、文字や記号(|や└など)を並べて描いたものでした。
💬 こいちろの体験談
私は、わかりやすいと思った。図はAIで作られたものというよりアスキーアート的なものだった。まず結論が書いてあるのと、「なお〜」以降に補足説明と具体例が書いてあるので、自分の欲しい答えが見つけられた。ただ、質問の仕方に注意しないと適切な答えは得られない。
日射熱取得率の意味(ガラスを透過する日射と、ガラスに吸収されて室内に伝わる熱の合計の割合)は、建築研究所の資料の定義と合っていました。
⚠ 注意
答えの表に「断熱性能は、数字が大きいと熱が移動しにくい」とありました。ただ、試験や窓の性能表でよく使う「熱貫流率(U値)」は、室内外の温度差1℃あたりに流れる熱の量です。熱貫流率は、数字が大きいほど熱が移動しやすい(断熱が弱い)ので、逆に覚えないよう注意してください。
2つ目は、計画の「病院の看護単位あたりの病床数」です。
答えは短くまとまっていて、図はありませんでした。
答えでは、内科・外科は約40床、産科・小児科は約30床が目安、とされていました。
参照元には、スタディングの問題集と、令和元年の一級建築士試験(学科Ⅰ No.16)が挙がっていました。
その試験問題を、試験を実施している建築技術教育普及センターの資料で確かめました。
「1看護単位当たりの病床数は、80床を標準とする」という選択肢が、最も不適当なもの(正答)でした。
「40床・30床」は試験問題そのものには出てこない、スタディングの解説の数字です。
答えの中の「原則60床以下」は、建築計画の決まりではなく、厚生労働省の通知にある「1病棟当たりの病床数」の標準でした。
答えでは「看護単位」と言っていたので、言葉が少しずれています。
💬 こいちろの体験談
図で説明するほどの質問ではないと捉えられたのかな?一応解説で理解は出来たけど。
他にも質問をしていたため、上記の質問を2回送ったところで、11月の上限(5回)に達しました。
画面には「講座を購入いただくと月の利用回数制限が5回になります」とも、「講座をご購入いただくと毎月の質問の利用回数が増えます」とも書かれていました。
購入後に何回使えるかは、画面の説明でも公式ページでも分かりませんでした。
💬 こいちろの体験談
コース購入すると結局10回になるのかな?わかりにくい書き方だと思う。

AIの答えも、うのみにせず一度テキストで確かめましょう。
出典(2026年11月4日確認)
スタディング AI学習ナビ(AIマスター先生の利用回数)
https://studying.jp/function/aigakusyunavi.html
建築研究所「外皮の日射熱取得の計算方法」
https://www.kenken.go.jp/becc/documents/house/Manual_SolarHeatGain_20130712.pdf
板硝子協会の資料の例(中小機構 J-Net21)
https://j-net21.smrj.go.jp/solution/qa/energyeff/Q1225.html
厚生労働省「基本診療料の施設基準等及びその届出に関する手続きの取扱いについて」
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tc4895&dataType=1&pageNo=1
建築技術教育普及センター 令和元年 一級建築士試験 学科I・II(学科I No.16)
https://www.jaeic.or.jp/assets/pdf/shiken/1k/1k-mondai/1k-2019-1st-gakka1_2.pdf
建築技術教育普及センター 令和元年「学科の試験」の合格基準点等(正答肢:学科I No.16 は 3)
https://www.jaeic.or.jp/assets/pdf/shiken/1k/1k-mondai/1k-2019-1st-gokakukijun.pdf
料金・コース・特典(2026年11月7日時点)
1級で学科から製図まで対策するなら、「学科・製図総合コース」99,000円(税込)です。
講師への質問30回分が付きます。
| コース(2027年合格目標) | 料金(税込) | 内容 |
|---|---|---|
| 1級 学科・製図総合コース | 99,000円 | 学科+製図。質問30回分つき |
| 1級 学科対策コース | 79,800円 | 学科だけ。質問チケットはつかない |
| 製図添削オプション(1級) | 44,000円 | 図面の個別添削。全5課題。総合コースとは別売 |
- 分割払いもできます(総合コースの例:月々8,500円×12回から)
- 学科と製図を別々に買うより、総合コースのほうが安くなります(公式FAQの例:学科79,800円+製図55,000円=134,800円)
- 無料登録で10%OFFクーポンがもらえます。自動契約・自動更新はありません
合格お祝い金は1万円分
対象コースを買って、その年の設計製図の試験に合格し、アンケートと合格体験談を出すと、10,000円分のデジタルギフトがもらえます。
合格体験談は公式サイトなどで公表されます。
法人申込・法人クーポンで買った人は対象外です。
学割・法人割引
大学・専門学校・高校の学生は、20%OFFの学割クーポンがあります。
ほかのクーポンとは一緒に使えません。
建築士講座が対象かは、購入画面で確かめてください。
学割のページの講座一覧に建築士はありますが、建築士講座が対象だとはっきり書いた文は見つけられませんでした。
会社で5名以上が同じコースを同時に申し込むと、人数に応じて15〜30%の法人割引があります。
教育訓練給付は使えない・合格率は公表されていない
建築士講座は、教育訓練給付制度の対象ではありません(2026年11月7日時点の対象コース一覧による)。
また、スタディングは建築士講座の合格者数・合格率を公表していません。
公開しているのは、合格者の体験談です。

出典(2026年11月7日確認)
スタディング 建築士講座(料金・FAQ)
https://studying.jp/kenchikushi/
スタディング 合格お祝い金制度
https://studying.jp/kenchikushi/gift.html
スタディング 建築士講座 コース一覧
https://studying.jp/kenchikushi/itempage/
スタディング学割
https://studying.jp/gakuwari.html
スタディング 教育訓練給付制度(一般)対象コース一覧
https://studying.jp/guide/kyufu_course.html
スタディング 法人・学校向け割引
https://studying.jp/corporation.html
注意点:製図は通信講座だけで大丈夫?
製図は、通信講座だけで大丈夫かは、私には言い切れません。
作図のスピードを上げる練習を、自分で続けられるかどうかで決まると考えています。
無料体験の製図対策講座では、時間配分や採点のランク、図面作成の手順を学べました。
ただ、私は製図添削オプション(2026年8月から)を試していません。
添削の中身や質は、この記事では書けません。
💬 こいちろの体験談
作図スピードを上げるのは自分だし、自分でその環境を作る強い意志が必要だと思っています。それができそうにない人は資格学校に通って環境づくりがまず必要だと思います。

製図の講義は、初めて製図を受ける人向けの内容が中心でした。
💬 こいちろの体験談
例えば私はランク2で落ちたんだけど、次年度でどのようなところを重点的に学習していけばいいのか分からなかった。わからないなりに自分で工夫しました。
ランクⅡで落ちたあと、2回目で合格するまでに私が何を変えたのかは、別の記事に書きました。
一級建築士の製図|ランクⅡで落ちた私が2回目で合格するまでにやったこと

描く練習を続けられるかどうか、申し込む前に考えてみてください。
よくある質問
スタディング一級建築士講座の合格率は?
公表されていません。
公式FAQに、建築士講座では合格者数・合格率の集計と公表は行っていない、と書かれています。
教育訓練給付金は使えますか?
使えません。
2026年11月7日時点の教育訓練給付制度(一般)の対象コース一覧に、建築士講座は入っていません。
紙のテキストはありますか?
ありません。
テキストはWEBテキストで、自分のプリンターで印刷して使うことはできます。
スマホのアプリで無料体験できますか?
アプリの欄には「このアプリでは購入したコースが利用可能です」と書かれていました。
私はスマホのブラウザで無料体験を見ました。
無料体験だけで、申し込むか決められますか?
計画・環境・設備・構造力学・製図の一部なら、講義と問題集を試せます。
ただし1級の法規と施工は無料体験にないので、その2科目の講義の中身は申し込む前に確かめられません。
まとめ
- スタディングは、通学の時間が取れず、スキマ時間にスマホで勉強したい人に合う。
図や紙で体系的に理解したい人には合いにくい。 - 日建学院との一番の違いは、弱点を自動で見つけて繰り返し出してくれることと、科目ごとの目標点が最初に分かること。
- 無料体験に1級の法規・施工はない。
製図は、作図の練習を自分で続けられるかがカギ。
足切りで落ちていた頃の私がスタディングを使っていたら、もっと早く受かっていたかもしれません。
まずは無料体験で、計画と環境・設備の講義と問題集を、自分のスマホで試してみてください。
▶ スタディング公式:無料でスタディング建築士講座を試してみる
ほかの学び方(独学・通学)と比べたい人は、こちらも読んでみてください。

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