「新NISAを始めてみたけど、つみたて投資枠で買える商品って、結局なにがOKでなにがNGなの?」
そんなふうに、なんとなくモヤッとしたまま投資信託を積み立てていませんか?
特に、「国債や社債って安全そうだし、つみたて投資枠でも買えるんじゃないの?」
という疑問、よく耳にします💦
でも、実はここがFP3級でも狙われるポイントなんです。
新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つがあり、
それぞれ買える商品がハッキリと分かれています。
そして、国債や社債(=個別の債券)は、つみたて投資枠では買えないのが正解です。
「なぜダメなの?」という理由まで理解しておくと、似たような問題で迷わなくなりますし、
実生活でもNISA口座を賢く使えるようになります🌱
今回は、FP3級の過去問をベースに、
「新NISAの対象商品のルール」をわたしなりにやさしく整理していきますね。
⭐️この記事を読んで得られる知識は、以下の2点です。
- 新NISA制度の3つの意図:
なぜ国が「貯蓄から投資へ」を後押ししているのか?
その背景と仕組みの狙いを整理します。 - つみたて投資枠と成長投資枠で買える商品の違い:
それぞれの枠で「買えるもの」「買えないもの」をセットで覚えれば、
試験でも実生活でも迷いません。
この記事を読み終えるころには、「なぜ国債や社債はつみたて投資枠で買えないのか?」
という理由まで、自分の言葉で説明できるようになりますよ📘
前回の第32回では、
外貨預金の為替差益が「雑所得」になるのか「一時所得」になるのかを整理しましたね。
「金融商品ごとに、税金の扱いもルールも違う」というのが前回の大きな学びでした。
今回はその流れを受けて、
金融商品のなかでも“非課税で運用できる”代表格である「新NISA」に話を進めていきます。
税制優遇をフル活用するためにも、対象商品のルールをしっかり押さえておきましょう‼️
前回の記事はこちら
▶【外貨預金 所得税】為替で得た利益はどの所得になる?雑所得と一時所得の違いを徹底解説_間違いから学ぶFP3級_第32回
📘 今回の分野:金融資産運用/金融商品と税金(新NISAの対象商品)

今回学ぶ範囲は、金融資産運用のなかの「新NISA制度」、
とくに「つみたて投資枠で投資できる商品」についてです。
合わせて、もうひとつの枠である「成長投資枠」で買える商品もチェックしていきますね。
「つみたて投資枠では何が買えて、何が買えないのか?」
「なぜそういうルールになっているのか?」
この2つをセットで理解していきましょう‼️
❓️ 問題文の紹介:つみたて投資枠で国債・社債は買える?
新NISAの「つみたて投資枠」において、国債や社債は投資対象商品ではない。
この記述は○か×か?
この問題、実はわたしはあえて回答せず、空欄のままにした問題です。
当てずっぽうでマルをつけて正解しても、
次に同じ問題に出会ったときに自信を持って答えられるとは限りません。
だからこそ、「理解できていないことを自覚するために、あえて答えない」という選択をしたんです。

本番の試験では空欄NGですよ〜💦
これは復習用の学習なので、あえての空欄作戦です😅
✅ 正解と解説の要点:国債・社債はなぜ対象外?
新NISAの「つみたて投資枠」において、国債や社債は投資対象商品ではない。
この記述は○か×か?→正解:◯(正しい)
「つみたて投資枠って投資信託しか買えないんだっけ?国債はどうなんだろう…」
って、ちょっと記憶があやふやになっていませんか?
わたしも最初、
「国債は安全そうだし、コツコツ積立に向いてそうだから、つみたて投資枠でもOKなのでは?」
と迷いました。
✅️ポイント解説
新NISAの「つみたて投資枠」で買えるのは、
金融庁が定めた一定の基準を満たした投資信託やETF(上場投資信託)だけです。
つまり、個別の国債や社債(いわゆる“債券”)は対象外というのが正解になります。
なぜかというと、つみたて投資枠が目指しているのは
「長期・積立・分散にふさわしい投資」だからです。
個別の債券は、価格の動きが小さく安全性は高いものの、
1銘柄で完結してしまうため「分散効果」が働きにくいという特徴があります。
だからこそ、つみたて投資枠の対象からは外されているんですね。
💬 補足コメント
ここで大事なのは、「つみたて投資枠=長期・積立・分散にふさわしい商品のみ」という設計思想です。
この考え方さえ押さえておけば、
「〇〇は対象?」と聞かれたときに、“その商品が分散・長期向きかどうか”で判断できるようになります。

“長期・積立・分散”にふさわしい商品だけが対象。
キーワードはこの3つです✨
関連記事:iDeCo・債券の仕組みも合わせてチェック
今回の「新NISA」の理解をより深めるために、関連する回もチェックしておくのがおすすめです。
老後資産づくりの制度つながりで、
iDeCoの税区分でつまずきやすいポイントも一緒に確認しておきましょう。↓

今回“対象外”とされた国債や社債そのものの仕組みは、
第29回で詳しく扱っています。
利回りの考え方も一緒に整理しておくと理解が深まりますよ。


「なぜ債券が対象外なのか?」は、
債券そのものの性質を知ると納得感がアップしますよ📘
🔍 新NISAの投資対象商品について_深掘り考察!!
ここからは、さらに一歩踏み込んだ理解をしていきましょう。
なぜ国債や社債が“つみたて投資枠”では買えないのか?
その背景には、新NISAという制度の“本来の目的”があります。
今回は以下の2つのテーマで深掘りしていきますね。
- 新NISA制度の意図とは?
- 新NISAの成長投資枠、つみたて投資枠それぞれで投資できる商品とは?
新NISA制度の意図とは?
国民の資産形成を後押しする

日本は昔から「貯金大国」と呼ばれるほど、銀行預金にお金を預ける人が多い国です。
でも、わたしたちもよく実感している通り、
今の低金利時代では、普通預金にお金を入れておいてもほとんど増えません。
たとえば、100万円を金利0.001%の普通預金に1年間預けても、
利息はたったの10円。
缶ジュース1本も買えません🥤💦
そこで国が打ち出したのが、「貯蓄から投資へ」というスローガン。
非課税で投資できるNISA制度をつくって、
お金を“眠らせる”のではなく“働かせる”仕組みを整えたんです。
長期・積立・分散の投資をすすめたい
投資にはリスクがつきものですが、「長く」「コツコツ」「いろんな商品に分けて」投資すれば、
リスクを抑えながら資産を育てられる可能性が高くなります。
これは料理でたとえるなら、
「一点豪華な具材1つ」より「いろんな具材を入れたバランス鍋」のほうが、
外れが少ないのと同じイメージです🍲
新NISAでは、
- つみたて投資枠(コツコツ・長期向き)
- 成長投資枠(自由度が高く、リターンも狙える)
この2つを組み合わせて、「リスクを抑えつつ、成長も狙える投資」ができるように設計されています。
老後や将来に備える仕組みづくり

「人生100年時代」と言われる今、年金だけに頼らず、
自分でも将来の資金を準備することがますます大切になっています。
新NISAは、非課税で投資できる期間や金額の上限が大きく拡充されたことで、
老後資金づくりのメイン手段としても使いやすくなったのが特徴です。
■ 新NISA制度の意図_まとめ
- 「貯金だけでは不十分だから、投資で資産を育てよう」という国の方針
- 初心者でも安心して始められるように、税制優遇+わかりやすい仕組み
- 老後や将来への備えとして、自助努力を後押しする制度

新NISAは「一攫千金を狙う人」のための制度ではなく、
普通の人がコツコツと資産を育てていくための仕組みなんですね🌱
新NISAの成長投資枠、つみたて投資枠それぞれで投資できる商品とは?
✅ 新NISAには2つの投資枠があります

| 枠の名前 | 年間投資枠 | こんな人向き |
|---|---|---|
| つみたて投資枠 | 120万円 | 少額からコツコツ積み立てたい人 |
| 成長投資枠 | 240万円 | 自分で商品を選んで積極的に投資したい人 |
この2つの枠は、併用が可能(同じ年に両方使える)で、
年間合計で最大360万円まで非課税で投資できます。

「投資枠の名前」と「買える商品の中身」をセットで覚えるのがコツですよ✨
■ つみたて投資枠で投資できる商品
👉 買えるのは、金融庁が認めた「一定の条件を満たす投資信託・ETF」だけです。
その条件とは、ざっくりこんな感じ👇
- 販売手数料が無料(ノーロード)で、信託報酬が低い
- 分配頻度が高すぎない(毎月分配型は対象外)
- 長期運用に向いた商品設計
- 分散投資ができる(インデックス型など)
つまり、「初心者でも安心して“ほったらかし積立”ができる商品」だけに絞られているイメージです。
🙅♂️ 対象外の代表例
- 個別の国債・社債などの債券(← 今回の問題のポイント)
- 個別の株式(日本株・米国株など)
- 毎月分配型の投資信託
- 高レバレッジ型の投資信託
■ 成長投資枠で投資できる商品
👉 つみたて投資枠よりも選べる商品の幅が広いのが特徴です。
✅ 代表的な投資対象
- 上場株式(日本株・外国株)
- 投資信託(ただし毎月分配型は除外)
- ETF(上場投資信託)
- REIT(不動産投資信託)
🙅♂️ ただし、こんな商品は対象外
- 毎月分配型の投資信託(つみたて枠と同じく除外)
- 信託期間20年未満の投資信託
- 高レバレッジ型の投資信託
- 上場していない株式や仕組債など、複雑でリスクが高い商品
つまり、成長投資枠であっても
「過度に投機的・複雑すぎる商品はNG」というフィルターはかかっているんですね。
✅ 2つの投資枠_まとめ
| 投資枠 | 投資できる主な商品 | 特徴 |
|---|---|---|
| つみたて投資枠 | 金融庁が認めた投資信託・ETF | コツコツ積立・初心者向け・ 厳選された商品群 |
| 成長投資枠 | 上場株式・投資信託・ETF・ REITなど | 自由度が高い・ 自分で選びたい人向け |
- つみたて投資枠は“金融庁お墨付き”の厳選された商品のみ
- 成長投資枠は株やREITなど、幅広く選べる自由な枠
- どちらも運用益は非課税なので、上手に使い分けるのが大事‼️
⭐️ 深掘りで得られる知識
- 新NISAの目的は?
→ 国民の資産形成を後押しし、長期・積立・分散の投資を広めること - つみたて投資枠の対象商品は?
→ 金融庁が定める条件を満たす投資信託・ETFのみ - 成長投資枠の対象商品は?
→ 株式・投資信託・ETF・REITなどで自由度高め。
ただし毎月分配型や仕組債などは除外 - 国債や社債は?
→ 個別の債券はどちらの枠でも買えない
(つみたて枠は分散効果が低いため、成長枠も基本的に対象外)
⚠️ よくあるケアレスミス:新NISAの対象商品
この分野は、「なんとなくイメージで選んでしまう」と間違えやすい問題がたくさん出題されます。ここでは特に間違えやすい3パターンを紹介しますね。
ミス①:「国債は安全な商品だから、つみたて投資枠でも買える」と思い込む
なぜ間違えるのか?
国債は元本の安全性が高く、「初心者向き=つみたて向き」というイメージが湧きやすいからです。
「コツコツ積立=安全な商品」という先入観が働くんですね。
正しい考え方
つみたて投資枠のキーワードは「長期・積立・分散」。
個別の国債は1銘柄完結=分散効果が弱いため、対象外です。
「安全か危険か」ではなく、「分散が効くか」で判断しましょう。

「安全」より「分散が効くか」が判断基準ですよ👀
ミス②:「投資信託なら、なんでも新NISAで買える」と思い込む
なぜ間違えるのか?
「新NISA=投資信託メインの制度」というイメージから、
どんな投資信託でもOKと思いがちだからです。
正しい考え方
新NISAでは、毎月分配型の投資信託や信託期間20年未満のもの、
高レバレッジ型はつみたて・成長どちらの枠でも対象外です。
つみたて投資枠はさらに厳しく、
金融庁の基準をクリアした一部の投資信託・ETFのみに絞られています。
ミス③:「つみたて投資枠と成長投資枠は、どちらか一方しか使えない」と思い込む
なぜ間違えるのか?
旧制度(つみたてNISAと一般NISA)ではどちらか1つしか選べなかったため、
その記憶が残っている人が多いからです。
正しい考え方
新NISAでは2つの枠を併用可能です。
同じ年に「つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円=合計360万円」まで非課税で投資できます。
“新”NISAになってから併用OKに変わった点は、
頻出の変更ポイントなので要チェックです!

旧制度との違いは試験でも狙われやすいポイントですよ〜📘
📋 ケアレスミスまとめ
| ミスのパターン | 間違いやすい理由 | 正しい考え方 |
|---|---|---|
| ①国債もつみたて投資枠OKと思う | 「安全だから積立向き」 と連想 | 判断基準は分散効果。 個別債券は対象外 |
| ②投資信託なら全部OKと思う | 新NISA=投資信託 のイメージ | 毎月分配型・ 高レバレッジ型は除外 |
| ③枠は1つしか使えないと思う | 旧NISA(併用不可) の記憶 | 新NISAは2枠併用OK (合計360万円) |
まとめ・今回の学び:新NISA対象商品のルールを整理
今回は「新NISAのつみたて投資枠で国債や社債は買えるのか?」
というFP3級の○✗問題をテーマに、新NISA制度の設計思想と対象商品のルールを整理してきました。
「なぜ対象外なのか?」という理由まで理解できると、
似たようなひっかけ問題にも動じなくなりますよね✨
⭐️今回の学びまとめ
- つみたて投資枠の対象商品は?
→金融庁の基準を満たした投資信託・ETFのみ。
個別の国債・社債は対象外。 - なぜ個別の国債・社債は対象外?
→分散効果が弱いため。
「長期・積立・分散」の理念から外れるからです。 - 成長投資枠で買える商品は?
→株式・投資信託・ETF・REITなど幅広い。
ただし毎月分配型や仕組債は除外。 - 2つの枠の関係は?
→併用OKで、年間最大360万円まで非課税で投資できる。
今回も1つの○✗問題の裏に、
制度の設計思想という大事なストーリーが隠れていました。
「なぜそうなっているのか?」という背景を知ると、
ただの暗記ではなく「自分の言葉で説明できる知識」に変わります。
わたしも今回のリライトをしながら、
「新NISAってお金を育てるための制度なんだなあ」と改めて実感しました。
試験勉強をきっかけに、日々のお金との付き合い方を見直すきっかけにもなりますね🌱
次回も一緒に新しい発見をして、知識を深めていきましょう‼️

「キーワードは長期・積立・分散」
――これさえ覚えておけば、新NISA関連の問題はグッと解きやすくなりますよ✨
次回予告:収益分配金は利益とは限らない?

次回のテーマは、「投資信託の収益分配金=利益とは限らない?」です。
今回の「新NISA」の記事では、
つみたて投資枠や成長投資枠で買える投資信託のルールを整理しましたね。
でも実は、投資信託を買ったあとに受け取る「分配金」にも、意外な落とし穴があるんです😳
「分配金=もうけ」というイメージ、多くの人が持っていますが、
実際には「課税される普通分配金」と「非課税の元本払戻金」の2種類が存在します。
この違いを分けるカギが、基準価額と個別元本の関係。
次回は、このちょっとややこしい仕組みを、身近な例えでスッキリ整理していきますよ📘
次回の記事はこちら
▶【投資信託の分配金】普通分配金と特別分配金はどう違う?非課税になるしくみを解説_間違いから学ぶFP3級_第34回

「なんとなく投資信託を買ってるけど、分配金の仕組みはよく分かっていない…」
という方にこそ読んでほしい内容です‼️
どうぞお楽しみに✨


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